イベント・セミナーレポート

【2月22日長崎イベントレポート】インバウンドをブームに終わらせない。衰退産業こそ勝機あり?

2月22日長崎で開催された、独立行政法人中小企業基盤整備主催イベントのレポートいたします。

イベント概要は以下ページより。

http://eventregist.com/e/0222_nagasaki

今回は、Groo Inc. CEO 寺村 英雄 さんと、株式会社和心 代表取締役社長 森 智宏 さんをゲストにお迎えしての開催です。

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第一部は、JASISA事務局長の森戸より、ビジネス環境の変化をチャンスに生かすための考え方についての講演。今回のイベントで全国各地を回って気づいた地方のビジネスチャンスについても事例を交えながらお伝えいたしました。

第二部は、Groo Inc. CEO 寺村 英雄 さんと、株式会社和心 代表取締役社長 森 智宏さんに参加していただきパネルディスカッションへ。

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浅草で「おと」という日本料理屋を経営しつつ、
日本の技術を海外へ展開するビジネスをしている寺村さん。
中国人はB/Sで考えた経営、一方で日本人はP/Lで考えた経営と日中の経営の違いを指摘しました。P/Lで考えるからこそ日本の強みである丁寧な仕事ができていて、中国の方も尊敬している一面もあるようです。インバウンドビジネスにおいては「訪日中国人観光客は想像以上にモバイル化されていて、彼らの情報収集活動のなかにいかに入るこむかが大切」とのこと。
その他にも中国ビジネスの経験や現在のビジネス知見から訪日中国人観光客の動向だけでなく、焼き畑で終わらせないためのインバウンド施策についてもたっぷりお話いただきました。

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日本のカルチャーを世界にという理念のもとビジネスを開始した森さん。
最初はフリーマーケットから始めたものの、2年後には実店舗を出すまでに。
今では国内に20店舗以上、海外には韓国、ベトナム、タイに拠点を有しています。
着物などは一見衰退産業のように見えるけれども、そこに勝機があるとのこと。
森さん曰く衰退産業で勝つ秘訣は「デザイン」「海外対応」「Web」の3つを徹底的に行うこと。
「インバウンド」がバズワードになる前からビジネスに取り組んでいて、「ほとんどのことはお客様が教えてくれる」という森さんの言葉には現場に真摯に向き合っていることが伝わってきました。

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パネルディスカッションででていたキーワード「独自性」
「なぜそこにいく必要があるのか?という理由をつくる」
「日本人が忘れている当たり前にいかに気づくのかがチャンスがある」
「1000人に1人のニーズはスケールしないが、100人に1人のニーズはチャンスがある」
などと言葉を変えつつ、今のインバウンドの流れを一歩先を見据えつつ独自性を持つことの大切さを、
お二方とも説いていました。

お知らせ

最後に、JASISAでは地域企業の成長を促すコミュニティ作りや、既存コミュニティの地域間連携の支援を全国で行っています。 新しいビジネス領域へのチャレンジ、地方創生における人づくりや地域プロデュース、地域間連携による新マーケット創造に取り組んでいきたい方は是非ご相談ください。ご相談はお問い合わせページより


https://v.rentalserver.jp/biz-solution.org/inquiry/


執筆者:櫻木 諒太 JASISA ビジネスプロデューサー

中小企業支援の現場で公的支援の限界と成長企業の支援機関が必要だと痛感し、2015年「ベンチャー社団 JASISA」にジョイン。 意欲のある企業や街の魅力を最大限に活かすための、新しい働き方や新規事業立ち上げ支援、クラウド活用した地域間連携などに取り組んでいます。

JASISA :http://www.biz-solution.org/

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