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日本屈指のエバンジェリストが3名が語る最先端のワークスタイル

6月3日に開催された「re:Work Summit 2016 Tokyo」のエバンジェリストによるショートセッションを中心にお伝えいたします。

「これがソフトバンク流最新ワークスタイル」

トップバッターは、ソフトバンク主席エヴァンジェリストの中山五輪男さんによるショートセッション。ソフトバンクが目指すものは「スマート経営」全員が最先端のものを導入し、新しいものを自分たち自身で使いこなして、そこで得られたノウハウをお客様に伝えていくことを日々行っている。と中山さん。

いまソフトバンクが掲げているミッションとして「Half and Twice」

それは、業務工数・コストを半分にして、
生産性や創造性を2倍にしようという取り組み。

つまり、これまで10人かけて10のアウトプットを出していたものを、
5人でやって、さらに20のアウトプットを出してくという取り組みです。
目標達成のためには一人当たり生産性を4倍にあげていかないといけないためにソフトバンクではどのようなワークスタイルをしているのか?

ここで登場するのがWatsonを用いた業務支援システム「SoftBank BRAIN」
社員サポートセンターやコンタクトセンターなどの生産性をあげるべく、徹底的にAIを活用しています。

AIがどんどん活用されると「余った人材」はどうするのか?という疑問には、
ソフトバンクは毎日のように新規事業や新しい法人など立ち上げの話があがっているので、どんどん新しい分野へ配置転換をしていくとのこと。

機械でもできることは機械にどんどん任せて
あたらたな成長機会へ投資するという姿勢にソフトバンクの強さを感じました。

ワークスタイル変革のヒント

続いて、マイクロソフトエバンジェリスト西脇 資哲さんによるセッション。
「マイクロソフトという外資企業だから自由なワークスタイルができるのでは?とよく言われるが、そもそも外資企業だからできる理由というのはどこにあるのか?」と問いかける西脇さん。

続けて、「働き方改革ができるできないは、外資、内資、規模の大きい小さい問わず経営者や経営者を取り巻く環境次第で変えられる。」と
トップ自身が変わる決意を持つ重要性を訴えます。

では、ワークスタイル変革にはなにが必要なのでしょうか?
マイクロソフトでは「場所」「仕組み」「道具」の3つの提供を三位一体となって取り組む必要があるとお伝えているとのこと。

場所の提供と言われると、新しいオフィスや綺麗なオフィスヘの移転などを想像されるかもしれませんが、西脇さんがおっしゃっている場所の提供は違います。「社員のモチベーションを高め、コミュニケーションが活性化するための場所の提供をする必要がある」と西脇さん。

「例えば、コミュニケーションが活性化するように社員同士が雑談できるようなレイアウトにすることも場所の提供だ」と説明。

さらにマイクロソフトでは北海道別海町で地方創生の取り組みを紹介いただきました。夏の間、別海町へ希望する社員を派遣し、廃校になった校舎を改築したサテライトオフィスで仕事ができ、家族は夏休みを別海町で満喫しつつ、お昼の間は仕事ができるというのもの。

のようなワークスタイルを支える仕組みはどのようになっているのでしょうか?

5月1日にマイクロソフトが発表した就業規則の変更。
それは、在宅勤務制度を廃止し、新たに「テレワーク勤務制度」を導入し、フレックスタイム制度において、コアタイムを廃止するというものでした。 < br/>
申請をしてリモートワークをする、週に何日か出社する必要がある、フレックスといいつつもコアタイムがあるという従来の制度とは違い、申請も制約もなく、いつでもどこでも働けるようになったとのこと。

「完全に働き方は従業員に委ねられた。」と働き方は会社が提供されるものではなく、自分たちで選べるものと変わりつつあります。

このような多様な働き方を認める上で重要な評価の指標。
時間で評価するのではなく、売上や成果物などのアウトプットで評価することに。
そうすることで、「どのような働き方をしてもパフォーマンスが高い人を評価するという平等な評価ができるようになった。」と西脇さん

制度運用前後での変化というと、ご両親の介護が必要な男性社員の働き方が変わったということ。
従来の働き方では「両親の予定」に合わせることができませんでしたが、今では家庭の優先度と、仕事の優先度を自分で選べるようになったとのこと。

最後に必要なのが道具の提供。
いつでもどこでも仕事ができるようなPCや、様々な拠点で情報共有するためのクラウドサービスの利用が不可欠とのことでした。

クラウドが作るワークスタイルと未来

さぁ最後は、サイボウズ社長室フェローの野水克也さんによる講演です。

クラウドが作るワークスタイルとは、「負荷分散」により業務の偏りをなくし、「シェアリング」により働く時間や場所や物を制約をなくし、「相互理解」を通して世界中でチームワークを発揮できるということ。

クラウドには3つの機能があると続けて野水さんは言います。
それは、「ワーク」「ナレッジ」「マッチング」の3つです。

育児や介護で1日5時間しか働けない人は日本にたくさんいます。
日本の経営者で悩んでいるのは「人手不足」、一方女性の方から相談がくるのが「職場がない」というもの。
ここにミスマッチが生じている原因として「従来の勤務制度が優秀な人材の活用を妨げている。」と野水さん

ワークシェアリングをすることでお互いの課題を解決できる事例として説明。

そして、人が育たないという課題に対しては「ナレッジシェア」ができていないことが原因で、リソースの偏りをなくすマッチングもワークスタイル変革へクラウドは役に立つと説明します。

地方創生とワークスタイルの事例として、松本市で実施したふるさとテレワークの実証実験を紹介。

サイボウズではKintoneの開発者を松本市内で募集を開始。
果たして人は集まるのか?と不安だったようですが、結果抽選となるほど事態に。

応募者は集まった、ただ、月給もそこまで高くないため優秀な技術者はさすがにいないだろうと思っていたところ、優秀な技術者が見つかったとのこと。

この事例が言えることは「フルタイマーのかたは知識労働をパートタイマーは単純労働をという仕事の分担がされていたが、
制約があってフルタイムで働けないひとでも知識労働ができる時代。時間とやる仕事の内容は関係ない!」と野水さん。

最後にサイボウズ流ワークスタイル「ウルトラワーク」についてお話しいただきました。
ウルトラワークとは一言でいうと「働く時間と場所を自由に選べる制度」

決まった時間と場所で働くのを100とすると、
そのうちの10%を時間や場所に縛られない働き方を選べるとのこと。

この制度のおかげで、
「転勤や育児、介護で通常だと辞めないといけないような事態でも働くことができるようになった」と野水さん

もう一つ特徴的な制度として「育自分休暇制度」をご紹介。

35歳以下なら、退職して最長6年間は戻れる制度。
なぜこのようなことができるのか?
「離れていてもクラウド上で情報の共有をしているから。」と野水さん

今回のセミナーでは、ボツワナでマーケティングのアシスタントをしている女性の事例をご紹介いただきました。

最後に
「人間は好きなことをやっているときが成長
好きなことを好きな時間に好きな場所で好きなだけやれることが会社にとっても長期的にプラス。」と野水さん。

お知らせ

re:Work Summit 2016は全国5カ所で開催予定です。
各地でエバンジェリストがこれからの働き方についてのヒントをお伝えいたします。

6月9日:大阪開催
http://re-work-summit-2016-osaka.peatix.com/

6月22日:仙台開催
http://re-work-summit-2016-sendai.peatix.com/

6月24日:札幌開催
http://re-work-summit-2016-sapporo.peatix.com/

6月29日:福岡開催
http://re-work-summit-2016-fukuoka.peatix.com/

7月1日:沖縄開催
http://re-work-summit-2016-okinawa.peatix.com/

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