経革広場は、地域や組織の変革に取り組む人たちがつながる場です。変革に取り組む人の日々の活動やノウハウを発信し、地域や業種や世代にとらわれない連携を促進します。

人気下着ショップ店長が語るWebマーケティング

interview

こんにちは。一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会の牛島です。
「中小企業だからこそできるWebマーケティングとはなんだろう?」シリーズとして、色々な方に取材を行ってきています。

今回、取材させていただいたのはECサイトでナチュラルな素材にこだわった下着を販売されているqilin underwareの表真弓さんです。
2/1〜2/14に伊勢丹立川で行われていた出店イベント「A gift for her」に行ってまいりました。

 

表さんは、前職でグラフィックデザインなどをされ、退社した後、ご自身でEC
サイトを構築し、商品販売を始められています。

 

20年前ではチラシなどの印刷物でプロモーションなどを行うのが当たり前な時代。
しかし、Webでのプロモーションは印刷物とは違いお客様のリアクションを早く受け取ることができます。数字として結果を直ちに把握することが出きるため「Webで何かにトライすることは楽しい」と表さんはおっしゃっていました。

 

牛島:

Webマーケティング施策として、どのようなことに取り組んでいますか?

表さん:

SNSはFacebookとInstagram、またブログもしています。
Instagramは商品を撮影するためのカメラツールとしてもともと利用していて、Instagramで撮った写真をECサイトでも利用しています。そちらでいろいろな角度からの商品画像をあげます。あとは、仲間やファンを作るためにInstagramを利用しています。
ブログに新商品のプレスリリースをし、その情報をFacebookで発信していきます。Facebookは流れが早いニュースなので、そこでは詳しい内容を書かずシンプルに、それで興味のある方にはブログに誘導するようにしています。

 

牛島:

FacebookのページへのいいねやInstagramのフォロワー数を増やすためにされている取り組みなどはありますか?

表さん:

実際にお会いしたことがあるお客様でFacebookを見たことがあるとおっしゃってくれた方とは必ず繋がるようにしています。また、地方には友人などあまりいないのですが、地方で出店した際に足を運んでくださったりするお客様もいらっしゃるのですよ。とても嬉しいことじゃないですか!もちろん、その方達とも繋がらせていただいてます。

 

牛島:

今までの投稿で反応のよかったものは何ですか?

表さん:

今までした投稿で反応が良かった記事は、子供の写真ですね(笑)
イベントの告知などをすると、あまりいいねがつかないですね。やはり、商売気が出てしまうとダメなんでしょうね。
ブログでは、私自身が経験したことや思ったことを包み隠さずストレートに伝え、自分の商品に関わらず周りのいいと感じたモノ・コトについて書くと、いいねがたくさんきます。
一見qilinとは関係ないように見えますが、最終的には繋がってきたりするんですよ。
例えば、締め付けない下着をつけている人は、「生理の時どうしているのだろう?」「洗濯はどのようにしている?」「化粧品は何を使っているのだろう?」といったようにライフスタイルも似てきます。ですので、qilinのようなライフスタイルをトータルで見せていた方が、見てくださっている方の求めているものであったりするのですよね。
私はメッセンジャーではないので、改めて「あ、この記事反応いいかもな」と狙うのではなく、「私はこうしているよ」と素直な思いを伝えています。

 

牛島:

どのようなターゲットに向けてマーケティングをされていますか?

表さん:

私自身がヨガをライフワークに取り入れていることもあり、健康志向で、食生活などにも気を使っているような、オーガニック系女子、また30−50代の女性に向けてマーケティングをしています。
イメージを明確にすると、ヨガのインストラクター、吉川めいさんが着るようになったら完璧だなと思って作っています。明確なモデルをイメージすることはブランディングとして非常に重要なことだと思います。
ヘンプを使ったヨガウェアは、他の洋服屋では見つけられないので、自分で作ったのですが、ヘンプは乾きが良くびしょ濡れにならないうえ、抗菌消臭作用もあります。なので、普段着としても着用でき、ヨガのレッスンの際はストレッチ性のヨガウェアの上にヘンプを着る、終わったらヨガウェアは着替えてヘンプはそのまま着て帰れます。
Instagramではヨガ層に向けたハッシュタグを工夫してつけていたりしますね。

 

 

牛島:

Webサイトを作る際に工夫されている点、軸にしていることなどはありますか?(週に何回更新するなど)

表さん:

ブログはプレスリリースなので、商品開発がないと見られなくなってしまいます。
なので、開発力は高めていきつつも、新しいアイディアが思いつかないときは他から仕入れもします。
下着屋であると同時にお店でもあるので、売るものが常にあるよう周りの良い商品もリサーチしています。
いつでも新鮮な情報をみなさまに与えられるように心がけています。
もちろんECサイトのレイアウトも変えています。

 

牛島:

季節ごとにWebサイトのデザインを変えたりするものをよく見ますが、、、?

表さん:

今でいうと、バレンタインが旬ですね。ですが、qilinにはギフトがあまりないのです。
なので、お客様に求められているものを反映していかないと意味はないですよね。

 

牛島:

現在ハンドメイドの商品を個人で販売される方が多いですが、競合とギャップを作るためにされていることなどはありますか?

表さん:

ハンドメイドから脱出することですね。ハンドメイド商品を購入されるお客様のほとんどの理由は値段が安いからです。
ハンドメイド出品者は1つから作れるので、誰でも出品を始められます。しかし、複数の労力が加わらない為、商品のコストを低価格で提供できます。
qilinの商品は少し高めの値段に見えますが、コストをきちんと出して、更に商売として成り立つように計算しているので、ハンドメイド業界の価格競争には加わらないようにしています。
qilinは「健康のために妥協しないものが欲しい方」に向けて商品を販売しています。

 

牛島:

そういったお客様へ届くように何かWebでされていたりしますか?

表さん:

ヘンプといったら「qilin」と繋がっていくようにしています。
リネンやオーガニックコットンではなくヘンプを使ってることを伝えたいですね。
しかし、ヘンプの良さはまだまだ知れ渡っていないのでそちらも課題です。

 

 

 

 

牛島:

Webマーケティングにおいて、一番苦労されている点は何ですか?また、それをどのように解決していますか?

表さん:

苦労していることは、、、ないですね。Webサイトを構築すること自体が難しい企業や、どうやって拡散したらいいかわからない、どうやって商品を売ったらいいかわからない、そもそもどうやってネットショップを作るかわからない方は、やはり知っている方に教えてもらう、あるいは外注する必要があると思います。最初は説明してくれる人から知識を吸収して、その後から自分で挑戦してみる、という風にしていけば良いのかなと。とりあえず、何かを初めてみるべきですね。twitterアカウントを持っていない人はとりあえず作ってみるなど、実践して初めてわかることばかりです。

 

牛島:

これからの課題や取り組みたいことを教えてください。

表さん:

新しいメディアをもう一つ作りたいです。
Instagram、Facebook、ブログとありますが、何かもう一つ新しいものが欲しいですね。
また、モデルを使った撮影をどんどんしていきます。今までは商品撮影がほとんどだったので、実際に着用している画像があるとqilinのイメージが作り上げられると思います。
また今回は、他の作家さんと「バレンタイン」をテーマに出店していますが、qilin単独でも出店をしてみたいですね。

 

 

最後に

 

ご自身で売るものを考え、どのようにその商品を売っていくか、プロモーションしていくか、を全てされている表さん。今までの仕事やプライベートの中で経験した小さなことの積み重ねが、qilin underwearの誕生に繋がっているとおしゃっていました。

ご自身で何か起業を始めたいと考えている方、ECサイトでWebマーケティングについて悩んでいる方など、たくさんの方に表さんに伺った話を読んでいただき、励みの一つになれればと思います。

表さん、素敵なお時間、お話をありがとうございました。

 

 

▼お問い合わせページ

https://v.rentalserver.jp/biz-solution.org/inquiry/


執筆者:
一般社団法人日本中小企業情報化支援協議会 牛島
URL:http://www.biz-solution.org/

SNSでフォローする