経革広場は、地域や組織の変革に取り組む人たちがつながる場です。変革に取り組む人の日々の活動やノウハウを発信し、地域や業種や世代にとらわれない連携を促進します。

日本全国を助けてやるんだ!という想いが地方都市から実現できる時代【クラウドサーカス札幌イベントレポート】

クラウドサーカスは、限られた経営資源を有効活用して業績や生産性向上を目指す「すべての中小・ベンチャー企業」のためのイベントです。
ITやクラウドツールを使って売上拡大、業務効率化などを実現している中小企業による講演、ITやクラウドツールの活用をサポートする支援施策や簡単に安く使える便利なツールの紹介、ITやクラウド活用のプロフェッショナルによる相談会など、経営課題に関する悩みを1日で解決できます。
(クラウドサーカスイベントページより引用)

今回の札幌で開催されたクラウドサーカスは、サーカス団の方々も参加者と同じ席に座ることで、今まで以上にサーカス団と参加者の間で話が盛り上がりました。イベント終了後には、「さっそく使わせていただきます!」などの声も多かったです!

ccsapporo01.png

イベントの進行については、基本的な講座形式で行われるのでなく、一度同じテーブルごとで自分たちの悩みや考えを話して、サーカス団の方々と交流する。その後で、モデレーターの方がスピーカーの方に質問していき、そこからお話が広がっていきました。

<トークセッション>
所有から共有の時代!中小企業が活躍できる時代がやってきた!「持たない」企業のクラウド経営術
スピーカー:
ラジカルブリッジ代表IT活用アドバイザー/サイボウズ公認 kintoneエバンジェリスト 斎藤 栄 氏
モデレーター:
中小機構販路開拓支援アドバイザー 森戸 裕一氏

<パネルディスカッション>
売上拡大、認知度アップのためのクラウド活用術
スピーカー:
山下 翔一 氏 株式会社ホットスタートアップ 創業者
三澤 昌平 氏 株式会社Ptmind
平山 久太郎 氏 アライドアーキテクツ株式会社 マーケティング事業本部 マーケティング部 副部長
モデレーター:一般社団法人 日本中小企業情報化支援協議会 櫻木 諒太氏

<パネルディスカッション>
少ない人数でもここまでできるコスト削減と業務効率化を両立するクラウド活用術
スピーカー:
大木 由香 氏 Sansan株式会社 マーケティング部 エヴァンジェリスト
坂柳 裕亮 氏 ニフティ株式会社 クラウド事業部 SMB事業推進部
山本 華佳 氏 株式会社マネーフォワード MFクラウド事業推進部副本部長
モデレーター:
中小機構販路開拓支援アドバイザー 森戸 裕一氏

ccsapporo02.png

札幌会場では、多くのテーブルでサーカス団の方々が、自社のサービスについて実演も交えて説明している姿が多くみられました!

今まで大企業でしかできなかったことが、一人からでもできる

ccsapporo03.png

クラウドによって、個人の思いが全国に『地図を描く』ということが可能になっています。
『地図を描く』というのは、斎藤さんがこのテーマの中で口にした言葉です。
はじめは札幌でKintone Caféを一人で始めたら、同じような熱い思いをもった全国の方が同じようなイベントを開き、今では世界に広まっています。

ポケットの中にある秘密道具、スマートフォンがアイデアや繋がりを広げ、コミュニティを作る。今までは大企業しかできなかったことが、一人からでも勇気があれば始められる時代になっています。

当日話題になった中で2つのトピックをご紹介いたします

1.なぜ札幌でクラウドに力を注ごうと思ったのですか?

はじめは東京の会社に就職したのですが、デカすぎました。

そのようなことを思っていたら、ちょうどその頃からインターネットが全国に普及し始めて、札幌のIT企業でも様々なことを行っていたので、札幌のIT企業に入りました。
しかし、自分の「熱い思い」を抑えきれずに、独立してクラウドのビジネスアプリ作成ツール「Kintone」に特化したビジネスを始めました。

はじめはどうなるか不安でした。特にマネタイズの部分をどうしようか考えましたが、今までのビジネスモデルを組み合わせることで成立するようになりました。今では全国でKintone Caféが開催されるようになりましたが、私の初めてのお客さんも実は本州の方です。(笑)

クラウドならアイデアと思いがあれば、少額で、一人でも始めることができます。

2.クラウドサービス、1ユーザーあたり月額700円は会社にとって負担になると思いますか?

今までの有形サービス(印刷プリンターなど)の考え方でいけば「高い」のでしょうが、クラウドサービスであれば「安い」です。
また、クラウドサービスは全国のビジネスマンとつながることが出来ます。
出張費などのことを考えれば、北海道の人が東京の人と仕事をしたいと思ったときに、何回も出張にいくのではなく、クラウドで完結させる。
そのための費用だと思えば、圧倒的に安いです!
昔は大企業の中の専門的な知識を持っていないとできなかったプログラミング。
しかし、現在はクラウドサービスのおかげで、『のり付け』が出来ればオリジナルのサービスを作ることが出来ます。

ccsapporo04.png

最後にスピーカーである斎藤氏は自身のトークセッションの評価を、自分の作ったサービスで参加者の皆さんに評価していただいていました。
しかもその方法はとてもユニークで、電話を掛けて評価を選択することによってリアルタイムに評価が表示されるというものでした。

マーケティング成功の秘訣はファンを作ること

ccsapporo05.png

山下氏、三澤氏、平山氏の3名からは、自社のマーケティング施策についてお話しいただきました。
自社のマーケティング・PRで行ったことで大切にしていたのは3名とも、「ファンを作る」ということです。
コアなファンを作ることが出来れば、そのファンが熱い思いを持ちファンを呼ぶ。その別のファンが熱狂的なファンになれば、さらに別のファンを呼ぶという仕組みを作ることがポイントです。
今までは大企業が大々的に商品をPRすることで顧客が増えていくという仕組みでしたが、現在はインターネットが普及している時代なのでソーシャルメディアやクラウドツールをうまく活用することでファンを増やすことができます。

ファンを増やす方法は各社当然違いがあります。
ペライチならば「Yahoo!リアルタイム検索」でペライチについて話題にしている顧客を見つけて対応する、「全国47都道府県ペライチ認定サポーター」制度でユーザーがユーザーをサポートする仕組みをつくりファンを支援をするということが挙げられます。
Ptengineならば「SNS、ブログ上のインフルエンサ―」に広めてもらう仕組みをつくる、
アライドアーキテクツならば個客が欲しい情報を届けるためにオウンドメディアを立ち上げるなど、その方法は様々です。
しかし、「ファンを作る」という目的は同じです。

インターネット広告などで不特定多数の人間にPRするよりも、SNSやソーシャルメディアを使い一人一人に丁寧に接して、確実にファンを作る方がこれからのインターネット上のマーケティングは成功するのではないでしょうか。

ベンチャー企業から学ぶクラウド活用術

ccsapporo06.png
スピーカーである大木氏、坂柳氏、山本氏の3名からは、業務効率化という観点からクラウド活用術について紹介していただきました。

創業し始めたばかりの企業であれば、個人の携帯電話番号を名刺に記載することもあるかもしれませんが、どうしても携帯番号だと会社として不安に思ってしまいがちです。Shamo!を使うことで固定電話の番号でスマートフォンで着信できるので、ビジネスマン同士のファーストコンタクトである名刺交換の時に信頼を得やすくなります。

Sansan社の展開する名刺管理サービスを用いれば、社内の資産である名刺情報を共有することで、人材の流動化によるリスクを抑えることが出来ます。会社として社内の誰が誰とあったことがあるのかがわかるので営業シーンなどの効率化も期待できます。

マネーフォワードクラウド会計を用いれば、経理の仕事を大幅に削減することが出来ます。
経理の本来の仕事は「経営者の経営の助けになる情報を提供をする」ということではないでしょうか?
今までは記帳業務に追われてなかなかその業務に時間を割くことが出来ませんでしたが、マネーフォワードクラウド会計ならばいわば経営企画のような業務も経理担当が担えるようになります。

北海道の企業には、「道内だけのビジネスなのか、それとも道外も視野に入れたビジネスなのか」という考えが伝統的にあります。
しかし、今はインターネットで全国とつながることが可能な時代です。
きっと北海道の企業が展開しているサービスの中には、全国の人が待ち望んでいるものもあるはずです。
「日本全国を助けてやるんだ!」という発想が今後、北海道含めて全国の地方都市と呼ばれる地域で必要となるのではないでしょうか?

一緒にクラウドサーカスを開催しませんか?

やすくて簡単に使えるクラウドサービスで地域の中小企業にもっと知ってほしい、地方創生や働き方改革をスピード感を持って実現するためにクラウド活用をしてほしいという想いでクラウドサーカスを全国で行なっております。現在開催にご協力いただける自治体・支援機関・金融機関様を募集しております。以下よりご相談いただければ幸いです。

▼クラウドサーカス相談フォーム
https://v.rentalserver.jp/biz-solution.org/inquiry/

SNSでフォローする