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学校法人テクノプール学園 日本エステティック専門学校

今、エステティシャンに求められるPCスキル 移動ユーザープロファイルで学生1人1人のPC環境を確立


学校法人テクノプール
日本エステティック専門学校
校舎

学校法人テクノプール学園 日本エステティック専門学校は、2007年4月の新校舎開校時に、移動ユーザープロファイルの導入、マイクロソフトOffice2007を全てのPCに導入するなど、IT環境を大きく一新した。なぜここまでITに力を注いでいるのか。それにはエステティック業界におけるITの必要性や、同校の校長である北村剛氏のITに関する想いがあった。

エステティック業界では、ITを使った店舗の情報発信や、Eメールを使った顧客とやり取りが一般的になってきている。個人で開業する人も多い業界であり、エステティシャンを志すためには、PCスキルを持つことは必要だと北村氏は語る。「最近のエステティックサロンは個人法人問わず、ホームページやブログを持っていますからね。学生達が将来的にエステティック業界を目指すのであれば、それ相応のPCスキルを持つことが必要だと思っています。」(北村氏)また、PCスキルを持っていれば、就職してすぐに実務を行うことが出来るという利点もある。「入社してもすぐに業務を任せて貰えることは無いと思うのですが、PCスキルを持っていれば、PCを使う業務が発生したときに、”私できます!”と自ら進んで業務を行えます。」(教務部長 鈴木暁貴子氏)しっかりとしたPCスキルを持っている学生は、特に大手の企業で高く評価されると北村氏は言う。

日本エステティック専門学校のパソコン実習には、マイクロソフトOfficeが使用されている。「社会に出れば中小企業が圧倒的に多く、その多くがマイクロソフトの製品を利用していると聞きます。それならば、マイクロソフト製品を使った授業を行う方が現実的でしょう。」(北村氏)。


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教務部長 鈴木 暁貴子氏

授業では、業務における具体的なケースを想定して行われている。「例えば、顧客へ送付するDMの製作にWordを、顧客情報の管理にはExcelを使用した実習を行っています。他にはポスター製作など、実務で活用できる内容を取り入れています。」(鈴木氏)

また、このように具体的な活用法を教えていく中で、PCに対する不安を取り除き、自信を持たせる狙いもあるという。そのためには、今後、学生一人につき1つのアカウントを用意し、Eメールなど自分だけの環境を持ち、もっとPCを活用してもらいたいと考えがあった。そこで新校舎開校にあわせ、学生が使いやすく、安心して利用できる新システムを導入することを決めた。

学生、講師が使いやすく、安心して利用できる新システムの導入

新システム導入にあたって、数社からプレゼンテーションを受け、最終的に北海道リコー株式会社と契約を交わした。「リコーさんとは、コピー機で以前からお付き合いがありました。そのときのメンテナンスがとても良かったという印象があり、他の企業よりも信頼がありました。また、大手企業は動きが遅い、といった印象を持っていたのですが、迅速に対応いただけたので、その点においても好印象でしたね。」(北村氏)

北海道リコーは「学生が使いやすく、セキュリティ面で安心のできるシステムを構築してほしい」という要望を受け、講師用のVLANと学生用のVLANを敷設し、移動ユーザープロファイルを導入した。移動ユーザープロファイルは、デスクトップ上に保存したデータをサーバーで管理し、各ユーザーのアカウントでログインすると、どのPCでも同じデスクトップ環境を呼び出すことができる。このシステムを導入したことで、学生たちは各自のPC環境を持つことができるようになった。

セキュリティに関してはファイアーウォールを導入し、インターネットを通じた不正なアクセスから内部ネットワークを保護した。

学生1人のアカウントは学生の就職活動の大きな武器となる また、動画配信による通信教育も検討していきたい


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広報部 阿部 敏樹氏

移動ユーザープロファイルを導入したことで、学生1人1アカウントを実現することが出来た。学生にはどのようなメリットが生まれたのか。「やはり、当初の目的の一つであった自分のEメールアドレスを持てたことは、生徒たちにとって大きいことだと思います。」(広報部 阿部敏樹氏)普段からEメールでのやり取りを行えることで、スキルアップにつながったそうだ。また、就職活動にも有利に働くという。「就職活動時にEメールアドレスを持っていると大変便利です。企業のWEBサイトで求人情報を得たり、登録をしたりすることが出来ますので。」(北村氏)

また、学生の中には自宅にPCを持っていない人も多くいる。そういった人たちが自分のアカウントを持ったことで、学校のPCを自分用に使うことができるようになった。学校では、PC利用を促すために、PC教室を放課後や長期的な休暇の最中でも開放している。こうしたことで、多くの学生が積極的にPCを利用するようになったそうだ。

日本エステティック専門学校は今後、動画配信を行っていきたいと考えている。「学校の情報を動画配信して、認識を深めてもらえたらと思っています。また、講義を動画発信するなどして、学校外部の人々にも学べるような環境作りをしていきたいとも考えています。介護や看護などに携わる人々の中に、エステティックを学びたいという人がいるという話をよく伺います。それならば、動画配信による通信教育で我々の講義を提供し、介護・医療業界の人々にもお役に立てられたらなと。また、学校は北海道の札幌にありますが、PCを使って地域格差の無い学習環境も構築出来たら良いと考えています。」(北村氏)

IT基盤をしっかりと整えたことで、講師たちが「ITを活用して、様々なことをしていきたい」という意識が高まっているとも、大きなメリットであるといえるだろう。

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