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第2回 「失敗」と「成功」は紙一重

皆さんこんにちは、全国IT推進研究会の岡崎です。前回「失敗は成功の基」いかがでしたでしょうか?幸い(不幸にも?)私は、普通のコンサルタントさん達と違って、税理士であるITコーディネータですので、IT導入相談のみならず、年がら年中、なにがしかの経営相談を受けていたりするので、失敗話にも事欠きません。・・・勿論上手くいった話の方が多いですよ。ただ、なぜ、「失敗話」なんて事を平気で言えるのでしょうか。ここにも、私が「税理士であるITコーディネータ」ということが深く関係しています。

私がコンサルタントを依頼される場合、いくつかのパターンがあります。一つは既に税理士として関与している方からの依頼です。このパターンは、既に税務・財務で関与させてもらっているので、お客さんとの関係は、プロジェクト終了後もずっと続きます。少なくとも、良好な関係を構築できたお客さんについて、私は、「税理士と関与先企業は運命共同体」と思っているので、それこそ「死に水を取る」まで、お世話させていだたくつもりでやっています。間違っても「プロジェクト完了、ハイ、さようなら」なんてことはできません。ですから、一時点で失敗があっても、あるいは、プロジェクトの遂行が何らかの理由で不十分な部分があっても、その「原因」が分かっていれば問題はないと思っています。むしろ、一般によく見られるような、プロジェクトの成果を形にするために、無理をしたり、将来的には、或いは会社全体としては、マイナスではないかと思われることをしたりしない方が良いわけです。きちんとした原因究明ができて失敗や不具合をリカバリーできる方が、将来的にはプラスになるわけです。

私がコンサルタントを依頼される別のパターン、一定期間の顧問依頼やプロジェクト支援の依頼などでも、それぞれの依頼の特殊性によりまったく同じではないですが、基本は変わりません。目先の成果をあげるための「粉飾決算」をするぐらいなら、問題点を明確にした方が良いと思っています。「失敗」とは「成功」へのヒントの様なものですね。これは、システムの導入や運用の相談、経営に関する相談でも基本姿勢としては同じです。「問題点」なんてどんなに素晴らしいソリューション(問題解決手段)にだって存在します。それを、「ごまかし」たり、「そこは私には関係ありません」と言って目をそらしていては、真の問題解決にはなりませんよね。我々コンサルタントでも、経営者や社員でも「得意不得意」は有ります。「問題」が見えて「原因」をしらべ、「リカバリー」して、より、「最適化」していく課程で、自分には「できない」あるいはできないことはないが「不得意」な問題に阻まれたら、「得意な人」に「お願い」すれば良いと思います。今すぐに「お願い」できなければ、やはり、その「出来ない原因」を追求し、「解決」していく事が重要で、「出来ないからしょうがない」ではいけないと思います。

このようなお話をさせていただいたのは、中小企業が外部専門家に問題解決を依頼したり、或いは、社内でプロジェクトを遂行する場合に、「形だけ」で中身が伴わないものを見かけることがあるからです。中には数千万円のプロジェクトで「フタを開けてみたら何も実現できてない」なんて事も珍しくありません。こういった事が起こってしまうのは、勿論、外部専門家や受託業者、プロジェクト担当者の問題もありますが、経営者サイドにも問題が見える事があります。プロジェクトの成果を「きれいな報告書」で評価していませんか?報告書は「仕事」をしてくれません。経営者の皆さんはよく御存知な事だと思います。経営はマニュアル通りには行かないことを。経営に携わる方々は、日々、問題や矛盾にぶつかりながら奮闘しているはずです。プロジェクトも当然、同じなのです。経営もプロジェクトも「粉飾決算」では何も解決できませんよね。

さて、たいそうな事を言ってしまいましたが、私もまだまだ修行中の身。我が身を振り返ってみると「顔から火」が出そうな失敗や、不十分な結果に終わってしまい、ずっと気になっている事例などもあります。やはり、重要なのは試行錯誤をしながら「リカバリー」していくことですね。

おっと、本来ならば、事例として、一寸IT相談→システム導入支援から、様々な相談やプロジェクトに至っている事例や、税理士関与→システム導入支援→経営改善プロジェクトに至っている会社のお話をするつもりでしたが、紙面が無くなってしまいました。これらのお話は、また、機会が有りましたらお話しさせていただきます。

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