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企業再建実務講座・第 4 回

金融機関との取引関係において、日本の企業はどの企業も現在は次のような 5 段階にランク付けされています。
 
(1) 正常先
(2) 要注意先(要注意先・要管理先)
(3) 破綻懸念先
(4) 実質破綻先
(5) 破綻先
 
(2) は更に要注意先と要管理先に分かれます。要注意先が 1 ランク下ると要管理先となります。不良債権とは要管理先以下の企業に対する貸付金を指します。要管理先以下に下れば融資は期待できません。国 (金融庁) からのお達しで、要管理先以下に対する融資額を増やすと厳しく指導されてしまうので貸したくても貸せないのです。
 
例えば A 銀行での皆さんの評価が要管理先以下であれば、いくら尽くしても無駄だという結論になります。A 銀行に言われるまま公共料金の引落し、給与振込、定期預金に協力しても何のメリットも無いということです。
 
A 銀行に預ける資金があるのなら、今まで取引が無かった B 銀行に資金を預けてそれを担保に融資を受ける方が得策なのです。
 
それでは A 銀行にどう評価されているかを知る方法があるでしょうか?直接聞いても教えてくれませんが、A 銀行の接し方である程度のことは判ります。少なくとも融資が受けられるのであれば正常先か要注意先です。今まではプロパー(銀行自身の融資・保証協会の保証無し)で融資を受けられたのに 「今後は保証協会で」 と言われたとすれば、皆さんの評価が下って来ているということです。

小西吾郎

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