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企業再建実務講座・第 5 回

前回、取引のある金融機関から保証協会の借入を提案されるのは信用が下っているときだと書きました。保証協会に関して少し説明をします。銀行が保証協会の保証付融資を実行し、万が一貸出先が不払いとなった場合、平成 19 年 9 月までは保証協会が銀行に対して 100%の弁償をしてくれました。銀行にとってはノーリスクでしかも融資実績が増える、こんなに有難い話はありませんでした。

ところが銀行が保証協会保証付きの融資にあまりに安易に取組むものですから審査が甘くなり保証協会への弁済請求が相次ぎました。そこで平成 19 年 10 月からは銀行も 20%のリスクを負うこととなりました。しかし銀行はやはりリスクは負いたくない、ノーリスクで融資実績だけ増やしたい、これが本音です。

皆さんが保証協会の融資を受ける際に絶対に用心するべきポイントがあります。銀行の中にはこの 20%のリスク全部を消費者金融に負わせているところがあります。支払えなくなると銀行ではなく消費者金融会社が融資を拒否してきます。グレー金利が廃止され商売が出来なくなった消費者金融各社の新たなビジネスがこれなのです。

銀行がいつもかも親切に消費者金融のことを話してくれるとは限りません。借入をする際には契約書(金銭消費貸借契約証書)を隅々まで読んで、消費者金融の名前がないことを必ず確認するようにして下さい。

小西 吾郎

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