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ドラマ”半沢直樹”に学ぶ会計の重要性


自己紹介
以前はジャスダック上場の会計系コンサルテュング会社で小企業に対し財務・労務のコンサルティングに従事。
税務・財務・資金調達・生命保険・個人財産といったテーは全体最適の視点で考え判断しないといけないにも関わず、銀行や生命保険会社、税理士に個別最適の提案を受ている企業があまりにも多いと痛感。中小企業に最適な情報をお伝えすべく独立しました。
ドラマ”半沢直樹”に学ぶ会計の重要性
ドラマ「半沢直樹」はご覧になられましたでしょうか。 小生もドラマを何年かぶりに楽しく拝見しました。クライマックスで伊勢志摩ホテルを舞台とする話がありましたよね。倍賞美津子が演じる伊勢志摩ホテルの羽根専務が、産業中央銀行の香川照之演じる大和田常務と結託しホテルの乗っ取りを画策しました。半沢直樹が完全に外堀が埋められているかに見えた状況から、具体的な経営改善策を示し逆転で羽根専務、大和田常務を追い出し伊勢志摩ホテルは再建に向かうという一応のハッピーエンド?でした。(その後、出向というオチ。さもありなんと唸ってしまいました)これはドラマの話ではなく、実際の指導先でも”あるある”な話なんです。最近、似たような事例がございました。
X 社 
 業歴 30年 梱包・運送・倉庫業
 売上60億円 経常利益20千万円 減価償却33千万円
 資産 20億円 長期借入金 17億円
 (A 信金11,3億円 N 公庫5,7億円)
 経理体制会計事務所出身の個人へ外注、外注が粉飾した
 試算表、決算で融資を受けていた
【概要・経緯】
  • 6月に先代(当時会長職)が急逝される
  • 社長(長男)は営業中心で会計には無頓着であった

  • 社長が8月に入り外注先の運送会社より会長に対してのバックマージンを明かされる(総額で1億円超)
  • バックマージンは、外注の経理担当が毎月初に現金で回収。領収書も無し。その事実は社長、奥様も誰も知らず。
  • 会長は資金があればまず会社のことを考える方であった。また体調も優れず出かけることもほとんどなかった。
  • 経理の外注は、毎月封筒は受け取っていたが中身も確認せずに直接会長に封筒をそのまま届けていたと言い切る。
  • 外注経理は葬儀の手配を全て行うなど信頼も厚かった。
このような状況で弊社にご相談を頂く。
【対応】
外注の経理担当者と面談し事実の確認。(リベートについては、頑なに否定。裁判になるのであれば自殺します。会長と自分しかわからない状況をつくってしまったことは確か
に誤解を招く可能性があり、この状況をつくってしまった自分にも過失はあるので、半額は払います。何それ?)
メイン行であるA 信金の支店長に連絡し、現状を報告。外注も同席の上で状況を説明するが支店長の様子がおかしい。タバコを吸いながら高圧的に、遠廻しに”この事実が表にでたら、今進めようとしているA 信金とN 公庫との協調融資が受けられなくなりますよ。その点を良く考えて下さい。”と無理やり保留にされる。※その後、支店長と外注が外で話し込んでいる姿がありました。やはり知っていた?
改めて、A 信金に対して、状況説明と一旦条件変更を依頼。※A 信金は11 月に合併を控えていたため嫌がった?
N生命の契約に同席。この状況で約2百万/月の長期平準保険の契約をされるところでした。ちなみにN 生命からは契約者貸付を1億5千万されております。保険は保障のみとし、既契約のものは解約の方向で話を進めてもらいました。
現在は、遊休資産の換金や無駄な経費の削減などを進めて返済財源も確保される見込みも十分に目処が立ち、落ち着きを取り戻しつつあります。
松明(たいまつ)は自らが持て
誰が悪いではなく、銀行や保険会社にもそれぞれの都合があります。経理担当者も人間ですので魔がさすこともあるでしょう。今一度あなたの会社の財務内容を確認してみてはいかがでしょうか。そう、松明を自らの手に取り戻すために。
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執筆者

umemura.jpg   NPO関西事業再生支援センター
  UK パートナーズ株式会社
  梅村 尚樹

  UK パートナーズ株式会社
  〒541-0044
  大阪市中央区伏見町4-4-9 オーエックス淀屋橋ビル3F
  TEL:06-7878-6559 FAX:06-7878-6259

<事業内容>
経営コンサルティング
①財務の全体最適化コンサルティング ②財務支援 ③コストダウンコンサルティング
④事業承継対策 ⑤事業再生 ⑥マーケティング支援
<代表者略歴>
京都産業大学卒業後、大手産業機械メーカーの営業職を経て、1999年
コンサルティング会社 エフアンドエム(JASDAQ 4771)へ入社。
北海道から南は鹿児島まで全国で述べ1000社を超える中小企業のクライアントの指導に従事。講演回数は全国で200回を超える。
銀行、生命保険会社、全国商工会議所等での講演多数。
事業本部長、財務指導室室長を経て2011年同社を退社。
2012年UKパートナーズ株式会社を設立。大阪・京都・兵庫・滋賀・和歌山といった関西を中心に、中小企業に真実の情報をお届けすることを使命に奔走している。

・事業再生士補(ATP)
・相続診断士
・NPO関西事業再生支援センター 会員

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