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第二創業への挑戦(ビジネスモデルの転換)


1.第二創業への挑戦(ビジネスモデルの転換)
 私は今から9年前に、当時勤務していたサービサーを退職し、債権者側ではなく経営者(債務者)側の立場に立つ事業再生コンサルの会社を立ち上げました(第一創業)。サービサーに債権が譲渡された中小企業の再生を専門とし、コンサル料と債務整理に絡む不動産売買の仲介を収益源として事業展開して参りました。会社員時代から、貸金業務・不動産・事業再生業務に携わってきたこともあり、独立後も経験と勉強を重ね、認定事業再生士(CTP)、宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、FP等の資格を取得しました。
その後、(今から4年前)、住宅ローン診断士という資格制度を運営する(一社)日本住宅ローン診断士協会の代表を任され、協会の設立と運営を行いながら、自らも住宅ローンコンサルを行う「JMPパートナーズ(住宅ローン借り換えセンター)」を3年前に立ち上げました(第二創業)。経営革新等支援機関を活用し、日本政策金融公庫から中小企業経営力強化資金として創業融資を借り、事務所を港区赤坂に移転し、人も雇用し第二の事業をスタートしました。経営革新等支援機関を活用した創業融資の借入れは、事業再生コンサルでの経営計画立案等の知識や経験が非常に役に立ちました。


2.自分で自分の会社を再生

 私は会社員時代と第一創業を通じて法人向けの営業経験しかなく、住宅ローンという消費者向けの営業戦略がわからず、色々と計画を立案し実行するものの、思うように集客ができず苦労しました。創業1年目は毎日が緊張の連続で、ほとんど休みなく働き続けましたが、大幅な赤字で終わりました。

 
2年目も苦戦が続き、会社存続の為にやむを得ず、役職員のリストラと借入金のリスケをしました。かなり、精神的に厳しい状況に陥りましたが、この時、「最後は自分一人になってでも、この事業をやり切る」と覚悟し、「自分の会社を自分で再生する」という戦いの日々が始まりました。まさかCTPとして、自分で立ち上げた会社の事業再生を、しかも創業からたった2年目で、自ら行う
ことになろうとは思ってもおりませんでしたが、これにも事業再生コンサルの経験や知識が非常に役立ちました。再生計画を作成し公庫に申請しリスケの承諾を貰いました。協会運営や資格の講師も全て私が一人で担当しておりましたので、協会と実務会社との同時運営は肉体的にも非常にきつい状態が続きました。 
 創業3年目から自社の人件費がかからないよう、外部のプレイヤーを育成していくFC展開を試験的に開始しました。集客も営業マン不要のWEBマーケを強化した結果、毎月安定的に集客ができる体制が徐々に構築できました。日銀の追加緩和やマイナス金利政策の追い風もあり、集客数も増し、FCのプレイヤーも優秀な人材が育ってきたことで、3年目の後半から安定的に月次決算の黒字化ができるまでに持ってくることができました。協会運営の資格制度の講師も、大手資格の学校のLECに全て委託し、前向きな商談等の仕事ができる時間もつくれるようになり、その結果、大手企業からの商談も増えてきました。ようやく、再生が完了したところですが、全て、事業再生コンサルで学んだ経験や知識が活きました。


3.ネクストステージへ

 ここからは、次の飛躍のステージに進む為の次の一手を打つ為に、ITやAIを使ったフィンテック化計画を練り、投資家を募る予定です。自分で創業し、自分で会社を傾け、自分で会社を再生する、という怒涛の3年間を経験しました。「二度とこんな経験をしたくない」と思いながらも、今度は投資家から資金を集めて大勝負をしようとしており、また苦しい日々を過ごすことになりそうです。この事業や私に興味がある投資家がおりましたら、ぜひ、ご紹介頂ければ幸いです。 

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執筆者 :
望月保秀.png
望月 保秀氏
住宅ローン診断士、認定事業再生士、宅地建物取引士、貸金業務取扱主任者、FP
一般社団法人日本住宅ローン診断士協会(代表理事)
株式会社JMPパートナーズ(代表取締役)
株式会社プロフィットリソース(代表取締役)
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