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創業支援施策活用のアドバイス!

所属するNPO東日本事業支援機構はおかげさまで認定経営革新等支援機関となり2年3か月が経過し、創業支援施策の活用のアドバイスも行っており様々な企業様の課題解決等の対応をすすめる中でよく聞かれる質問の中に「どうしたらいいですか?」というのがあります。
もちろん”知識が無いから出来ない””スキルが無いからできない”という事はありますので本当にこの手の質問は多いのですが、こういう質問をする方の多くは、出来ない理由は「スキルや知識などによるもの」だと考えているようです。
例えば新規出店をされる際、居抜き物件の図面をおこしプランを立てていくのですが「私は持っているイメージを設計者にうまく伝えられないんです。どうしたらいいですか?」という質問を受けます。
「まず必要な機材(製氷機や食洗器など)を選定して必要な面積を把握します。その後、店舗の中の位置を伝えて設計者に図面に落とし込んでもらうんです」と、この課題に対しての”解法”をアドバイスし一応の解決を見るはずなのですが・・・
「(機材の選定をする前に)サイズは他のではいけませんか?」、「機材を購入してなくて長さを測れないんですけど、どうしたらいいですか?」そして、こう質問を重ねてきます。「今聞いた方法以外に、方法はありませんか?」と。
相談の現場のみならず研修やセミナーでも日常茶飯事に起きており、こう言った場合結局どれだけわかりやすく伝えても伝わりきらないことが多いです。
相談を受ける側としてみたら、あれこれ考えずにまず行動でしょ?という指摘をしたくなるところです。しかし相談する側は悪びれる様子もなく相談してきます。
そこで私どもは相談される側の対策として、相談者に対し相談の”目的”を改めて明確にしてもらうことにしてます。つまり「どうしたらいいですか?」の質問は
“情報・知識を収集する目的”の質問ですか?
“自信を成長させる目的”の質問ですか?・・・と。
もし前者であるなら別途時間をとるか自身で調べてもらうよう伝えます。もし後者であるなら納得がいかなくとも実行してもらうよう伝えます。すると、質問する側にある変化がみられます。「自身が学び成長しようと”本気で”思ってない」状態であることに気づきはじめるのです。
これから創業しようとする経営者の多くは、直近は「従業員」であった場合が多く「何かをしよう」と思い立ってから”本気”になるまで時間を有することがほとんどなのです。このような”無自覚”な状態は決して悪いことでも恥ずかしいことでもなく、むしろ「誰もが通る道」であって、口では「本気なんです」といいながらもやるべきことから逃げ、実行をさておきで方法論を”えり好み”している状態ともいえます。
すなわち相談する側も「成功したい」、相談される側も「成功させたい」状況の中にもかかわらず、”無自覚”の状態が主体者である相談者の成長を妨げ、相談される側の時間を無駄に奪うという不毛な状況を変えるには、主体者である相談者に対し”本気度”を客観的に図れるよう、また気づくことができるように相談される私どもが導くことが最善だと考えます。
このような場面で苦慮されるコンサルタントや士業の先生方、ぜひ相談者の”本気度”への「気づき」に導く”アドバイス”をお勧めします。「成功したい」相談者の”本気度”に気づかせることで、私どもの「成功させたい」も実現しますので!
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執筆者

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高巣忠好
NPO 東日本事業支援機構 事務局長
株式会社アットリライト(http://www.at-rewrite.com) 代表取締役
1971年生まれ。愛知県豊田市出身。時計・輸入雑貨量販店・ベンチャー系卸売会社・輸入卸売会社に勤務。チーフマネージャーを務め、コンサルティングファームに転職後独立。「過去を否定せず、時流に合った方針・計画に書き直す」=アットリライトを理念として中小企業の経営改革支援や事業承継、事業再生の指導を実践している。
認定経営革新等支援機関NPO東日本事業支援機構[関財金1 第145 号] 事務局長。
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