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世界的な規模で進んでいるキャッシュレス化!

日本でも毎日のように『キャッシュレス』に関する情報が流れており今後、間違いなくその方向へ加速していくものと思われる。2016年における日本のキャッシュレス比率は19.8%、韓国96.4%、イギリス68.7%、中国60%、続いてオーストラリア、シンガポール、カナダ、スウエーデン、アメリカ、フランスなど先進国各国は40%以上で、諸外国と比較するとその割合は低く日本はキャッシュレス後進国と言われている。それは、日本は諸外国に比べ治安も良く現金を持ち歩くことに抵抗がない。また偽札なども少なく現金に信頼がある。ATMも街のどこにでもあり現金流通に不便さを感じることがなかったからである。キャッシュレス後進国は、決して悪いことではなく、日本のある意味誇れるところだとも思う。しかし国際社会の中で、こうした状況に焦りを感じ、経済産業省は「キャッシュレス・ビジョン」なる構想を明らかにし、国のキャッシュレス比率40%の目標に向け政府もキャッシュレスを推進していくために、事業者にはキャッシュレス導入コストに対する補助金や減税、消費者にはポイント還元などの色々な政策を検討している。

国がキャッシュレス化を推し進める狙いは!


① 2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年の大阪関西万博開催など年々増加する訪日外国人旅行者(インバウンド)対策
②現金のハンドリングコストの削減
③マネーロンダリングなど高額紙幣を使った犯罪防止
④国民の情報を収集し脱税防止 など。

我々国民(消費者)にとってのメリットはどうか?


①現金を持ち歩かなく良い 
②ポイントやキャッシュバックなど還元がある 
③支払い時間が短縮される 
④利用履歴が残せる 
⑤割り勘や個人間送金が便利
⑥現金は不衛生という人にとって清潔的な取引 など。

商工事業者にとってのメリットは?


①お釣りなどの用意も不要で会計処理がスムーズになる
②レジ締め作業が楽になる
③客層が広がり、結果客単価が上がる
④人件費の削減になる
⑤マーケティングの参考になるなど。

多すぎるキャッシュレス手段(種類)


昨今のニュースやTVコマーシャルを観て、時代に乗り遅れないようキャッシュレスにチャレンジしようと思っても、キャッシュレス手段(種類)が多すぎて困惑する人も多い。ここで、キャッシュレス決済サービスの種類について整理してみよう。

現金の支払い時期(タイミング)による分類は次の3つ。
①プリペイド型:
あらかじめ現金をチャージする。前払い方式とも呼ばれる。交通系のsuicaや流通系のnanacoなど。
②リアルペイ型:
決済と同時に預金口座から引き落とされる。同時支払い方式とも呼ばれる。デビットカードやQRコード決済など。
③ポストペイ型:
クレジットカードとの連携による支払が多い。

キャッシュレスの道具(ディバイス)も3種類


①カード型(磁気カード、ICカード)
②スマホ内臓のICカード型
③スマホのカメラ機能を使ったQRコード決済型

キャッシュレスはスマホが得意


キャッシュレス決済をより使いやすくするツールとしてスマホが便利。各事業者が発行するアプリを登録することで、レジでかざすだけで瞬時に支払いができる。事業者(店舗)にとってもレジ周りの手間が省けて嬉しい。

ポイント(マイレージ)付与(還元)も利用者メリット

筆者の場合のキャッシュレス手段の選択する条件は2つ。ポイント還元率と利便性。
LINEやkyash(という名前のスマホ上のクレジットカード)などポイント還元率が高い。これに旧来のクレジットカードを紐づけてW(2重の)のポイントを受ける。例えばLINEにJCBやVISAなどのクレジットカードを紐付し、最大2%のポイント還元の上積みをする。Kyashは、VISA紐付けると利用金額にかかわらず2%のポイント還元の上乗せ(月間限度額あり)がある。筆者は、日常の決済手段はKyash(リアルカード発行)を利用しレジが混んでいる時や、急いでいる時はスマホでかざすだけ決済できる電子マネーを利用している。店舗により使える決済は多様。筆者は複数のアプリを搭載させている。

使い始めようキャッシュレス


キャッシュレス手段は、日々新しいものが出てきているので、まずは使ってみること。自身の日常生活の中で何が一番使いやすいかしばらくは手探りで見つけていくしかない。

2025年までにキャッシュレス決済比率を現状20%から40%にする目標を立てた。ここは、私達消費者も中小の事業者も乗っていきたい政策と考えている。
参考:クラウドキャスト社が作成した国内キャッシュレスカオスマップ2019年1月版は、わかりやすくまとめられている。
https://jp.techcrunch.com/2019/01/07/cashless-caosmap/

執筆者

岸下 淳子 氏
NPO東海事業支援機構 理事
商品プランナー 

・ファイナンシャルプランナー
・事業再生アドバイザー
・商品プランナー

生命保険会社在職中、新契約成立管理、財務部融資業務等担当
H14年3月 退職後 独立系FPとして起業
H16年 事業再生アドバイザー
H17年 NPO東海事業支援機構の理事に就任し 
全国160人超の士業家ネットワークを活用し個人顧客の資産設計や中小企業の事業支援業務を行う。
商工会議所等と提携して創業塾の企画や、女性の起業支援等創業時の支援を主に行う。
H18年 商品プランナーとして、商品企画から販路開拓までの支援業務を行う。

 

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