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不況下でも快進撃を続ける ユニクロの経営理念①

コラム・連載

00年に一度の世界的不況、金融不安で景気低迷の中で、ユニクロは、昨年11月過去最高の売上高を更新したとのこと。また、柳井正氏は「経営に対するおもい」と題して、2020年ファーストリテイリングは世界一のアパレル製造小売業グループになる」とも宣言し夢を語っています。

この元気の秘訣は一体なんなのだろう  やはり経営者の想いにあるのではなかろうか  探ってみたいと思い改めて、手元にある柳井氏の「一勝九敗」(新潮文庫)を読み直してみました。

冒頭に以下のような部分があったので、引用載せてみました。

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(ここから)
経営は試行錯誤の連続で、失敗談は限りなくある。商売は失敗がつきものだ。十回新しいことを始めれば九回は失敗する。成功した経営者のなかには、もっと凄まじく「百回に一回程度しが成功しない」などとおっしゃる方もいる。「現実」はいつでも非常に厳しい。経営環境は目覚しいスピードで変化していく。そのスピードに追いっきながら経営を続け、会社を存続させていくには、常に組織全体の自己革新と成長を続けていかなくてはならない。成長なくして企業としての存在意義はない、と考えている。

自分の経営に対する考え方、試行錯誤の実態、とくに数々の失敗を通して学んだことを披瀝することによって、読んでくださった方が行き詰まり思い悩んだときの打破のきっかけとなることを願っている。ビジネスマン、経営者、学生、起業しようと思っている方々に何らかの参考になれば望外の喜びだ。
(ここまで)
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また、23ヶ条からなる長い長い経営理念があるが、これを作った3つの理由が述べられているので、これも引用載せておく。

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(ここから)
どこの会社でも同じだが、勤める個人個人は全部違う人間である。会社の規模が大きくなって人数が増えてくると、違った考え方の人が違ったやり方で仕事をやり始める。そうすると個々の仕事はよいかもしれないが、全体的にまとめるとバラバラで効率が悪い部分が出てくる。それをできるだけ少なくしたい、というのが第一の理由。

とくに当社には中途採用の人が多く、それぞれ前の会社や今までの文化を引きずっていることが多い。それが新しい発想を生むこともあるが、マイナス点も見逃せない。我々はこういう方針で経営をやります、という大前提を理解してもらわないと、一緒に仕事することはできないのだ。

2番目の理由は、会社としての考え方をはっきりさせるということ。会社には自発的に就職して自発的に退職するのが原則で、誰かに強制されるものではない。たがら人が会社を選ぶのと同時に、会社も人を選ぶ必要がある。そのためにはまず、会社も個人も「自分はこういう考え方だ」と明確に示す必要がある。いかに能力の高い人でも、根本的に考え方の違った人が入社すると、その人にとっても不幸だし会社にとっても不幸である。会社を経営するうえで一番重要なのは「どういう会社にしたいのが」と、「どういう人たちと一緒に仕事をしたいのが」を明確に示すことだと思う。

会社というのは、人にとっての家庭と同じように日常生活の一部なので、いつの間にか「会社に勤める」のが当たり前になり、会社がそこにあることを前提に「惰性で」仕事をするようになる。自分は何のために会社で仕事をしているのかという原点を忘れてしまう。そうならないためにも明確な理念が必要なのだ。これが3つめの理由である。

表面上は同じ言葉を話していても、根本的な価値観が違うとどうしてもズレが起こる。同じ目的に向がって進む以上、仕事に対する価値観は統一したい。

この原型を作ったのは、父親の会社に入って全部任されるようになってしばらくした、30歳頃のことだ。年商数億円で利益はなんとかプラス、つぶれることはないと思うものの、明日はどうなるか分からない。その日を生きるのに必死で、いろいろな本を読んだり、他の会社の話を聞いたりして「いい会社とは、どんな会社か」「いい会社にするためには何が必要か」ということを真剣に考え、ひとつずつ書き出していった。第1条からおおむね重要な順番に、最初は7つぐらいで、毎年次々と追加していって、現在は23条あるという具合だ。

なかには5つか6つくらいにまとめたほうがよい、と言ってくる人もいるが、一言とか二言で経営のなんたるかを表現することは不可能だ。
(ここまで)
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こんな文章で理由が述べられている。長くなるので今回のテーマは5~6回の連載ものとするので、引き続き目を通して学び取っていただきたい。

先ずは23条ある経営理念の条文のみを一読してみよう。
(本書では1条ごとに解説もついているので、分割して紹介していくこととする。)

(ここから 条文のみ引用)
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「 ユニクロの経営理念 」

1)顧客の要望に応え、顧客を創造する経営

2)良いアイデアを実行し、世の中を動かし、社会を変革し、社会に貢献する経営

3)いかなる企業の傘の中にも入らない自主独立の経営

4)現実を直視し、時代に適応し、自ら能動的に変化する経営

5)社員ひとりひとりが自活し、自省し、柔軟な組織の中で個人ひとりひとりの尊重とチームワークを最重視する経営

6)世界中の才能を活用し、自社独自のIDを確立し、若者支持率No.1の商品、業態を開発する、真に国際化できる経営

7)唯一、顧客との直接接点が商品と売場であることを徹底認識した、商品・売場中心の経営

8)全社最適、全社員一致協力、全部門連動体制の経営

9)スピード、やる気、革新、実行力の経営

10)公明正大、信賞必罰、完全実力主義の経営

11)管理能力の質的アップをし、無駄を徹底排除し、採算を常に考えた、高効率・高配分の経営

12)成功・失敗の情報を具体的に徹底分析し、記憶し、次の実行の参考にする経営

13)積極的にチャレンジし、困難を、競争を回避しない経営

14)プロ意識に徹して、実績で勝負して勝つ経営

15)一貫性のある長期ビジョンを全員で共有し、正しいこと、小さいこと、基本を確実に行ない、正しい方向で忍耐強く最後まで努力する経営

16)商品そのものよりも企業姿勢を買ってもらう、感受性の鋭い、物事の表面よりも本質を追求する経営

17)いつもプラス発想し、先行投資し、未来に希望をもち、活性化する経営

18)明確な目標、目的、コンセプトを全社、チーム、個人が持つ経営

19)自社の事業、自分の仕事について最高レベルの倫理を要求する経営

20)自分が自分に対して最大の批判者になり、自分の行動と姿勢を改革する自己革新力のある経営

21)人種、国籍、年齢、男女等あらゆる差別をなくす経営

22)相乗効果のある新規事業を開発し、その分野で No.1 になる経営

23)仕事をするために組織があり、顧客の要望に応えるために社員、取引先があることを徹底認識した壁のないプロジェクト主義の経営
(ここまで)
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すごいですよね。自分がどんな想いで経営をするのか、どんな取組姿勢なのか、同じ想いの人と一緒に仕事がしたい・・・

あなたは自分の想いをどう表現していますか 同志を集めていますか

ユニクロの経営理念に学んで経営に活かしませんか。

 

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さて、わたしは・・・  また、これを読んだあなたは・・・・

共感し、いいと思い、これならできるよ、と思ったらやってみましょうよ。
続けていると何かが起きてくると思います。

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今日も一日、明るく、元気に、仲良く、喜んで取り組んでいきましょう!

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ビジネスをシステムとしてとらえ あなたの夢実現をアシスト、ナビゲートしています

渡邉ビジネスシステム研究所 中小企業診断士 渡邉 勲
E-mail watanabe-bsl@nifty.com
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中小企業庁からのお知らせです

》》》》こんにちは! 中小企業庁です!《《《《

中小・小規模企業を全力をあげて応援します!

◆資金繰り支援
緊急保証の総枠を30兆円に。
また、無担保での保証の最高限度額もこれまでの8,000万円を引き上げます。
セーフティネット貸付の事業規模を17兆円に。また、6月15日から上限金利(3%)の設定、雇用維持・拡大に取り組む事業者に対して0.1%の引き下げなどを行います。

http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2009/090608JFCSaftynetRateCut.htm

なお、産業用ロボット製造業など26業種を追加し、対象は781業種となります。

http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2009/090616ShiteiMinaoshi.htm

雇用促進資金の貸付対象者に、雇用調整助成金の届出を行った中小企業を追加、運転資金の貸付金利の引き下げを行います。
新創業融資制度について運転資金の貸付期間、据置期間を延長します。

http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2009/090427ChushoKinyuTaisaku.htm

◆マル経融資の拡充
商工会や商工会議所の経営指導を受けた小規模事業者に対し、日本政策金融公庫が無担保・無保証人で融資を行うマル経融資の限度額が1,500万円に引上げられ、返済期間も長くなりました。

http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/shokibo/2009/090403MarukeiKakujuu.htm

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