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適者生存の法則とSWOT分析

TVでわが国の人口は、現在の12700万人から、2055年には9000万人に減少し、
65歳以上の高齢者の割合は現在の22.7%から2055年には40.5%と増加し、
人口減の進展とともに働き手がいなくなってしまう恐れがあるとのこと。対応策として
1000万人の移民受入れ構想があるとか、何となくはわかっていてもなかなか実感が
つかめませんが、みなさまはいかがですか。ある大手のコンビニでは、新入社員の
32%が外国人になってきているとかです。

でも、こうした兆しを感じ取らずにいると気がついた時には、まさにその通りといった
ことにもなりかねません。環境の変化はじわりじわりとやってくるのです。みなさまは
会社での5年後を予測されていますか。

 

●「適者生存の法則」

 

「適者生存の法則」というものがあります。生物進化論を唱えたダーウィンが唱えた
ことから導き出された考え方で、ご存知の方も多いと思います。

生存競争の結果、その環境に適するものだけが生き残り、他は滅びるというものです。

ビジネスの世界に応用すれば、環境の変化に適応できる実力のある企業だけが
適者生存の法則に則って生き残ることができる、ということになります。

また、この言葉は平成13年9月の国会にて当時の小泉純一郎総理大臣が所信表明
演説でも引用しています。その部分の再現してみます。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

いよいよ、改革は本番を迎えます。
わが国は、黒船の到来から近代国家へ、戦後の荒廃から復興へと、見事に危機を
チャンスに変えてきました。
これは、変化を恐れず、果敢に国づくりに取り組んだ国民の努力の賜物であります。
私は、変化を受け入れ、新しい時代に挑戦する勇気こそ、日本の発展の原動力で
あると確信しています。(ここまで)

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

進化論を唱えたダーウィンは、
「この世に生き残る生き物は、
最も力の強いものか。そうではない。
最も頭のいいものか。そうでもない。
それは、変化に対応できる生き物だけだ」
大凡、こんな考えを示したものといわれています。

これは、万物流転、諸行無常、盛者必衰の理なのです。

では、私たちがビジネスにおいて、どうすれば生存する適者として市場・顧客から
選ばれるのでしょうか?

それを、小泉さんが教えてくれたように思います。
変化を受け入れること、新しい時代に挑戦すること、つまり変化を受け入れ、
新しいことに挑戦せよ、と。

また、「天のとき」という言葉があります。古来、勝つための三要素は、
「天のとき、地の利、人の和」と言われています。

「天のとき」とは、タイミングでのことではないでしょか。
今、どんなときを戦っているのか?
変化の兆しはあるか?

 

こんな時代感覚を持ち、変化に対して、しなやかに、柔らかく適応していくこと
でしょう。ただし、注意したいことは時代を追いかけることのみにとらわれて、
自己のアイデンティティ(自分らしさ)を見失わないことです。

何を変え、何を変えてはいけないのか、易と不易を見誤らないことです。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

では、経営者であるあなたは、今をどのような時ととらえ、あなたの会社を時代や
環境の変化にどう適応させていこうとしているのですか。
時代や世の中はめまぐるしく、しかも猛烈なスピードで変わっています。

 

己を知り、敵を知ることです。
己とは、自分のこと、自社のことです。
敵とは、今や時代の変化、環境の変化です。

勝ち組企業もライバル企業も同じ時代、同じ環境下にあるのです。その中で企業
規模や業種業態に関係なく勝組・負け組が現れています。どこが違うのでしょうか。
変化への適応、目のつけどころではないでしょうか。

なぜ、赤字なのか?
なぜ、業績が伸びないのか?
世の中は、どう変わってきているの? どう変わっていくの?
どう対応していけばいいの?
などなどを真剣に考えてみましょう。

 

まず、自社の商品・サービス(の価値)が顧客に受け入れられなくなってきている
と考えてみることです。つまり、環境の変化や時代の変化に対応できていないと
とらえることです。これらの原因はほとんど自社の対応にあると思って間違いあり
ません。

 

チェックすべきことを3つ挙げておきます。

 

1.自社の商品やサービスの強みが明確でなくなってきていないか、あるいは
陳腐化してきていないか。

 

自社の商品やサービスには、他社にはない独自の持ち味や強みが必要です。
圧倒的なものとまでいかなくても競合他社と比較して優れていることです。常に
それを明確にして磨きあげる努力がなくては、今やその他大勢の「価格競争」の
中にあっという間に埋もれてしまいます。「価格より価値」で勝負するために、自社
の独自の持ち味や強みを社内で明確にしておく必要があります。

 

2.弱みを改善する努力が不足していないか。

今や自社独自の持ち味や強みだけで勝負できるほど甘くありません。
顧客のより高いレベルのニーズや期待に応えていくには、弱みとしてとらえている
ものも改良し改善していく努力も怠ってはなりません。
また、今や情報発信や提案力が求められています。これらは全社的な体制で
取り組む必要があります。

 

3.商品開発や顧客開拓に取り組んでいるか。

市場やお客様が変化しています。そのため需要予測が必要な時代になってきて
います。
「もしこのままでいけばどうなるのか」といった仮説を立て、どんな取り組みを
しなくてはならないのかを考えることが必須となってきています。
今後どうなるのか? それに対してどう対応していくのか?

今や成り行きで注文や買い物をしてくれる顧客は存在しません。本物しか生き残れ
ない時代です。
自社に必要な顧客数は、受注量や売上高は、総利益や経常利益などは、どれだけ
必要なのか。
また、新しい商品やサービスへの開発や新たな需要や顧客の開拓のためにはどんな
取り組みが必要か、これらを明確にしていくことです。
品揃えやサービスとの組み合わせやリピーター顧客の確保なども含まれます。

今や成長というより進化へ向けいかに努力するか、ということが必須のテーマで
す。また、進化していくためにもビジョンや戦略や経営計画を策定していく必要が
ありますが、その際に欠かすことのできないやるべきことが出てきているのです。

 

己(自社)を知り、敵(環境や時代の変化)を知るために「SWOT分析」という
ものがあります。やってみませんか。
自社の強みと弱み、自社ビジネスの機会と脅威を把握するというものです。

 

時代が変わり自社を取り巻く環境が大きく変化している今、今後の打開策を考える
には、まず自社の正しい現状認識と環境対応策が必要です。
己(自社)を知り、敵(外部環境・顧客)を知ることは、これからの戦略構築や経営
計画立案には不可欠です。

 

●「SWOT分析」

 

経営資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報などといわれていますが、それぞれ、人材・組織力、
設備・生産能力、資金・財務力、情報の収集と分析能力などに置き換えることができます。

当然ながら、経営資源は有限です。特に、小規模・零細企業では、乏しい経営資源を
やり繰りしながら、事業を進めていかねばなりません。必要なら他からの補完をしなくては
なりませんね。

だからこそ、成功が収められそうな市場を選択し、そこに経営資源を集中するという戦略が
必要になるのです。したがって、マーケティング活動を成功に導くための前提として、経営
環境の分析をキチンとやりましょうということです。

 

SWOT分析の手順
1.自社を取り巻く外部環境(顧客・消費者・競争相手等)を分析し
2.次いで内部環境である経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報等)を分析する
という流れになります。

この分析が、SWOT分析という手法です。

Sはstrengths:自社の強み、
Wはweaknesses:自社の弱み、
Oはopportunities:機会・チャンス、
Tはthreats:脅威、

SWOTとはそれぞれの頭文字でとったものです。

自社という内部環境を分析し、S(強み)とW(弱み)を、
企業を取り巻く外部環境を分析しO(機会)とT(脅威)を抽出し、
機会と強みを結びつけることで、パフォーマンスを最大化する
脅威は回避し弱みを改善することで、リスクを最少化するといった、
マーケティング活動の目的・目標を明らかにする手法なのです。

 

強み         Ι          弱み
Ι
Ι
Ι
Ι
――――――――――――――――――――
Ι
Ι
Ι
Ι
機会         Ι          脅威

自社の製品や商品、サービスのことは熟知しているが、消費者や市場のことには
全く疎いとなれば、結果は売れたり売れなかったりとなるでしょう。
消費者の傾向や消費動向、市場の販売額や販売量、市場規模や市場予測、
流通方法や市場シェア、消費者の購入額や消費量などを、まったく知らないの
ですから無理もないことです。こんな状況下では売れる方が不思議というものです。

 

わが商品の優位性、優秀性を熟知し、相手がどうあれ少しは売れる場合もある
でしょうが、売り込もうとする相手の状況、何をしている人なのか、家族構成は、
またその嗜好はどうなっているのか、などを知り、何をどう売るかを考えることは
今や必須なのです。

 

会社を上げて、SWOT分析に取り組みましょう。

今、これからの経営計画が立てられないでお困りの方が多いようにお見受け
します。今回の内容のような分析が事前に必要になってきているのです。
己(自社)を知り、敵(外部環境)を知ることを、やってみましょう。

 

(注)詳しくはかなりの量になりますので、ここでは、簡単な説明にとどめました。
できれば専門家よりお聞きになることをお薦めします。私のところにも分かりやすい
資料をご用意しています。お問合せ、資料ご請求下さい。無料でお送りいたします。

 

 

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これを読んだ あなたへ・・・・・

共感し、いいと思い、これならできるよ、と思ったらやってみましょうよ。
続けていると何かが起きてくると思います。神様が後押ししてくれるように
なりますよ。

 

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今日も一日、明るく、元気に、仲良く、喜んで取り組んでいきましょう!

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渡邉ビジネスシステム研究所 中小企業診断士 渡邉 勲
E-mail watanabe-bsl@nifty.ne.jp
URL http://www.wbslabo.jp/

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