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「適者生存の法則」 その2

前回、「適者生存の法則とSWOT分析」ということを取り上げました。
(メルマガでも発信しましたが、たくさんのメールや資料請求をいただき
驚いています。こういうテーマにご関心のある方が多いのですね。)

 

ダーウィンの進化論は有名ですが、日本人が70年前に少し違った説を
唱えています。以下のようなものを見つけました。企業人、特に中小企業
経営者は心して学ぶべきではないかと、ここに紹介させていただきます。

 

「突然変異と適者生存」というものです。

ダーウィンは、その書「種の起源」において、種の進化は突然変異と、
適者生存の繰り返しで起こった。それは、偶然の産物であり、あくまでも
ランダムに起こるとの考えを残しました。

 

しかし、京都西陣の老舗の生まれで登山家でもあり日本の生態学者で
人類学者でもある、今西錦司氏がそれとは全く異なる考えを、今から
70年以上も前に世に出していたのです。

 

(今西錦司1902~1992)
日本の霊長類社会学の礎を築いた生態学者、文化人類学者。京都大学名
誉教授、岐阜大学名誉教授。日本の霊長類研究の創始者。理学博士京都
帝国大学(1939年)。京都の織屋「錦屋」の生まれ。

晩年には進化論と自然哲学の研究に没頭し、種社会論の立場から突然変
異と自然選択によらない進化論を提唱し、また自然のありのままの受容と
認知の重要性を「自然学」として主張した。文化功労者に選ばれ、文化勲章
を受ける。前日本山岳会会長。

それは、以下のようなものです。

・「生き物」はランダムに変異し、結果として生き残ったものが次の世代とな
るのか
・「生き物」は変異という危険をみすみす犯すであろうか
・「生き物」はそんないい加減なことをするのだろうか
・変異は個体毎の判断としてなされるのではなく、種が存続を賭けて一斉に
行われるものではないだろうか
・ここぞ、という時に伝家の宝刀として、種として一斉に変異するのではない
だろうか

というものです。

このように、突然変異は、個が勝手に行うものではなく、ましてやランダムに
行われるものでもなく、「生命の種」としての判断がどこかにあって、為され
るものだとの見解です。

また、種はその種のみならず生態系全体の「棲み分け」によって種のありよ
うが決まるという考えも示しました。

今西氏と同じ、京都大学の先輩である、西田幾太郎氏も次のように述べて
います。
「目があるから見えるのではなく、見たいものがあるから目があるのだ」と。

 

私はここに企業や企業家の存在を見るのです。なにか偶然に変異がはじま
るのではなく、種としての必要性というか、棲み分けの知恵が働いているの
ではないかと。

 

そして、その変異はランダムではなく「伝家の宝刀」であり、結果として適者
が生存するのではなく、生存するために適者として、変異するのだと思いま
す。

 

つまり、進化には意図というか、意思というか、あらかじめ「種」としての方
向性が体内に記されており、何かのタイミングをはかって一斉に変化を遂げ
るのです。

 

いかがでしたか?

これが企業の進化ではないかいっているのです。
ビジネスの世界ではこの方が適していると思いませんか。

ここで、「蛻変の経営(哲学)」ということばを思い出しました。

「蛻変の経営(哲学)」とは

蝉という自然的生物は、「蛻変」*を与えられた環境条件のもとで、本能的現
象として行っていく。

しかし、企業という社会的生物(怪物)は、「蛻変」を変化する環境の中で意
識的に行わなければならないのだ、というものです。

(*蛻変(ぜいへん)とは、蝉の卵が幼虫になり、さなぎになり、羽化して成
虫になっていく様をいいますが、地中で何回も脱皮を繰り返し形を変化させ
るのでこういわれています。)

変化社会における企業の自己変革、経営革新こそ、企業の蛻変の姿である
として、これを企業生存の鉄則として「蛻変の経営哲学」として説いたのです。

つまり、企業がその時々の環境の変化に応じて経営のやり方を変えていく
ことを「蛻変の経営」としたのです。

これを今から20年以上も前に唱えたのです。

今では、「経営革新」「経営革新」といって、これが当たり前のようにいわれ
ていますが、この「蛻変」ができていない企業も多く見られように思います。

今日では現状にとどまることは、じわじわと会社を衰退させることになりま
す。

なぜなら、そのステージにとどまっていることは、現状維持、下手をすると自
然淘汰されてしまうことになるからです。

一歩踏み出せば、必ず新しい世界が広がるはずです。

日々、変化するマーケットの中で利益を出し続けるには、常に、販売手法を
市場に合わせて進化させていくことが必要です。それが結果として、利益を
出し続ける企業となるのです。
販売商品のマーケットの顧客層や時代に適応した会社が例外なく売れてい
るというのも事実です。

こうした取り組みが、蛻変による適者生存ではないでしょか。常に会社を進
化させていく必要があるのです。
環境変化の中での適者生存が、蛻変であり、経営革新なのです。企業進化
の手かせ足かせを解いてください。

あなたの商品が売れないのは、お客さまがあなたの商品を買ってくれない
のは、あなたの商品が悪いからではありません。

お客さまに、商品の良さ(価値)が伝わってないから、買わないのではない
でしょうか。

買っていただくためには、あなたの商品の価値を、あなたが伝えていかない
といけませんが、商品をただ並べているだけではありまっせんか、これでは
売れないのです。

「では、どうしたら商品の価値を伝えることができるのでしょうか?」

その1つの回答が、「価値を伝えていく」ということではないでしょうか、
このことにもっと意識を向けることです。

どんなに良い商品やサービスでも、その価値を伝え、お客さまがその価値
を感じなければ、その商品は売れません、存在していないのと同じなので
す。

「あなたは、今自分の商品やサービスの価値を、ちゃんと伝える努力をして
いきましょう」

このことを、もう一度見直してみましょう。

「価値」をお伝えしていくと、売上は着実にアップしてきます。

こうした取り組みが、適者としての生存、蛻変であり、経営革新なのです。
それが、生き残り、勝ち残る秘訣なのです。

いい話を聞いた、いいことを知った、そのうちやってみようということ先延ば
ししないでくださいね。

そうか、と気づいたら直ぐ実行してください。それが適者生存への第1歩で
す。

その1歩を踏み出しましょう。この情報が、皆様の業績アップにつながる課
題解決、そして、業績・利益の向上につなげていきましょう。

そのためにも、己(自社)を知り、敵(環境やお客様)を知ることが必須であ
り、環境変化に適応していきましょう。

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これを読んだ あなたは・・・・

共感し、いいと思い、これならできるよ、と思ったらやってみましょうよ。
続けていると何かが起きてくると思います。

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今日も一日、明るく、元気に、仲良く、喜んで取り組んでいきましょう!

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渡邉ビジネスシステム研究所 中小企業診断士 渡邉 勲
E-mail watanabe-bsl@nifty.ne.jp
URL http://www.wbslabo.jp/

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