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経営をITで変える

事例 No.001
サッポロ飲料株式会社 サッポロ飲料株式会社 社内情報の蓄積とコミュニケーションで利便性の高い情報共有システムを構築

サッポロ飲料株式会社
取締役 宮川 徹氏
導入効果 情報共有 業務効率改善

企業プロフィール

企業名:サッポロ飲料株式会社

所在地:東京都渋谷区

業種名:製造、販売

従業員:462名

サッポロ飲料株式会社は、2003年のサッポログループ再編をきっかけに、事業会社として社内システムの刷新に着手。情報共有のシステムには Exchange Serverのホスティングサービスを利用することで、導入から運用までのアウトソーシングと、使いやすさに優れた環境の構築を実現しました。

Before:IT導入前の経営課題 After:ITサービス導入後の効果
支社や部署、さらには個人ごとに情報が分散し、効率的に運用されていなかった。
過去のノウハウを蓄積し活用するための情報基盤が構築されていなかった。
システムの構築と運用をアウトソーシングし短期間での導入に成功。文書での情報伝達を大幅に削減でき、分散していた情報の一元管理も可能になった。

導入ソフト

Microsoft Exchange 2003 Server

Microsoft Outlook

導入パートナー企業

丸紅情報システムズ株式会社

インフラの未整備が招いていた社内情報の散逸


お茶やジュース類を中心とした飲料水の製造販売において、近年では食物繊維やアミノ酸など、機能性の高い製品が多数登場し、業界の競争は活発化しています。

そうした中、2003 年に持株会社制へ移行したサッポログループは、「酒類」「飲料」「外食」「不動産」の 4 事業会社を中心とする体制で運営されています。この再編にともなって、飲料事業を担当するサッポロ飲料株式会社 (以下、サッポロ飲料) では、事業会社として社内の情報インフラを抜本的に整備する必要が出てきました。
自動販売機の管理やSCM、販売管理、会計など、さまざまな基幹システムの見直しが行われる中、情報共有のためのシステムも見直しが図られました。当初、サッポロビール株式会社 (サッポロビール) が導入していたグループウェアを同社でも採用する検討が行われましたが、サッポロビールが段階的にExchange ServerとSharePoint Portal Server (SPS) 2003 *1への移行を決定したことから方針を変更、独自の情報共有環境の構築に乗り出すことになりました。当時の状況について、サッポロ飲料 取締役の宮川徹氏は次のように語ります。


サッポロ飲料株式会社
取締役 宮川 徹氏

「社内システムの刷新はデータウェアハウス *2 として行う必要があったため、1 つずつ 1 年ごとに進めていたのでは機能しません。すべて一斉にやり直す必要があり、2004年から2006年まではそのための2年間と位置付けました。情報共有システムについてもその一環で、“分散する情報の一元管理”や“情報ナレッジを蓄積する仕組み作り”、“従業員からも情報発信できる双方向性”など大きなテーマとして最初に取り組んだ内容です。」(宮川氏)


従来、同社の情報共有は、全社員のうち100名ほどがサッポロビールと同じグループウェアを使い、他の社員への営業情報は社内ホームページを通じて行われていました。しかし、あくまで一方向からの情報提供であったためあまり見られていない状況が続き、社内にある多くの情報が個人に帰属しているという問題があったといいます。 この問題を解決し、情報の蓄積や双方向でのコミュニケーションを目指して、さまざまなグループウェアの検討が行われた結果、インフラとして最適と判断されたのがExchange Serverの利用でした。
※1 企業のネットワーク内に蓄積される文書ファイルやスケジュールなどの情報を効率良く活用するためのポータル サイトを作成するシステム。
※2 単なるデータの集計ではなく、さまざまなデータどうしの関連性を時系列などの要素で分析すること。

使いなれた Outlook で情報共有を実現。アウトソーシングによりサービスを確実に導入


サッポロ飲料株式会社
経営戦略部 副課長 笹沼典史氏

同社では以前から電子メールにOutlook Expressを使っていたため、最初に注目したのはOutlookと同じインターフェイスで利用できるExchange Server 2003のスケジュール管理と会議室予約でした。また、社内のさまざまな文書を共有するためのパブリック フォルダ *3 も重要だったといいます。全国の支社や研究所などを含めて18拠点をExchange Serverでつなぎ、 メール ソフトウェアに Outlook を使えば、簡単にスケジュール管理やファイル共有、さらには社外から携帯電話によるメール チェック (モバイル アクセス) も可能になります。さらに決め手となったのは、「Exchange Serverホスティング サービス」の存在です。通常、Exchange Serverの導入と運用には専門的な知識や専任の管理者が必要になりますが、マイクロソフトのパートナー企業が提供するこのサービスを使えばアウトソーシングが可能で、導入だけでなく運用においても安全性と可用性が確保できるのです。こうした理由から、ごく早い段階でExchange Serverの導入が決まり、各部署に 1 つずつパブリックフォルダが作られたほか、営業関連情報、人事総務部関係の諸届け、規定集、提案書など、さまざまなパブリックフォルダが共有されました。これにより、たとえば北海道支社で特別な提案があった場合などもパブリックフォルダを経由して社内で共有できる環境が整いました。こうした運用の改革について、同社 経営戦略部副課長 笹沼典史氏は次のようにいいます。


「Exchange Serverのホスティングサービスを調べていくうちに、ネットワークのインフラとサーバー環境、さらにはソフトウェアも含めてアウトソーシングしたほうが合理的だと考えるようになったんです。特に私たちのようなITが本業ではない会社にとって、実際の構築や運用の部分はプロに任せてしまったほうが、結果的にコスト削減につながると思います」。(笹沼氏)

さらに同社では、Exchange Serverの共有機能とブログ システム *4を組み合わせて、各種の社内情報をリアルタイムにやり取りできるボータルサイトを立ち上げました。経費精算や勤怠管理などの社内システムもすべてこのポータルサイトから利用できるため、日常的な情報の窓口として従業員に活用されるようになったといいます。
※3 Microsoft Exchangeの機能。社内などのネットワークでユーザーどうしが共同で利用でき、幅広い情報を共有するために使うことができるフォルダ。
※4 近年、インターネット上で人気を博しているサービスの1つ。日記的な個人用途に用いられるほか、リアルタイムな情報掲載を目的とした企業サイトでも活用される。

システム化とは情報を共有することだった--ビジネスの活性化につながるワークフローの確立に成功

サッポロ飲料では、Exchange Serverとブログを組み合わせた新しい情報共有システムの稼動によってさまざまなメリットが生まれ、同時に業務フローにも変化が生まれてきました。まず、紙を印刷して配らなくなったほか、FAX でのやり取りもほとんどなくなり、すべての文書がExchange Server上で再利用しやすい形で蓄積されるようになったのです。会議室予約は、しばらく従来の紙と併用する期間があったものの、ごく自然な流れでネットワーク上だけの管理に移行されました。また、「1 日 1 営業情報」の習慣も始まり、“渋谷のランキングでうちの製品がトップになりました”といった情報が、ほとんどリアルタイムで全社に行き渡るフローが確立しています。

「最初は、情報をシステム化するということを“計算ができる”とか“効率化できる”と考える人もいたのですが、運用が始まって実際に使ってみると“実は情報を共有することが一番大事なんだ”と気付く人は多かったようですね」。(笹沼氏)

「インフラの中で自分自身が情報発信できるようになったことで、“自信を持っていろいろな意見やアイデアを出せようになったし、営業ツールとしても使えるようになった”、“他の人がどういうことを考えているのかわかるようになった”という効果は大きかったと思います」。(宮川氏)

情報共有の基礎部分にExchange Serverホスティングサービスを置いたことにより、同社では管理や運用の面で専任のスタッフを割り当てることなく、安定的な利用が可能になっています。そういった点において、システム運用上の心配はまったくないと宮川氏はいいます。実践的な導入を成功させたサッポロ飲料では、営業部など約80名の従業員が行っているモバイル アクセスを今後はさらに拡げて、社外から勤務表や経費精算などのイントラネット *5 にアクセスする機能なども計画しています。
※5 社内ネットワークのこと。

丸紅情報システムズ株式会社
丸紅情報システムズ株式会社
ビジネスサービス本部
マネージドサービス部 MS 第3チーム
担当課長 阿部秀一氏

Marubeni

Exchange Server ホスティング サービス
「Me@Gle Exchange Hosting Service」

企業が求めるソリューションに 柔軟な提案と安心の運用で対応

サッポロ飲料の情報共有システムでは、Exchange Serverのホスティングサービスの中から丸紅情報システムズ株式会社が提供する「Me@Gle Exchange Hosting Service」が利用されています。「Me@Gle Exchange Hosting Service」は、占有サーバーの特長を活かして、メールボックス数にあわせた拡張性や耐障害性など、企業のニーズにあった最適なサービスが選択できます。

サッポロ飲料が求めるソリューションにぴったり合った「Me@Gle Exchange Hosting Service」の詳細は、中小企業の IT化を応援するサイト「マイクロソフト スマート ビジネス センター」でご覧いただけます。

スマート ビジネス センター
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