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アイデアを出すための準備運動
シモヤマ会計事務所
所長 下 山 弘 一

−ちょっとブレークタイム
毎月一回お届けしていたこのコラムですが、事務的な手違いで前回から一カ月空いてしまいました。
遅れついでと言っては何ですが、このコラムのヤマ場にさしかかる前に経営計画のお話をちょっとお休みして、アイデアを出すための準備運動をしましょう。
今まで、私は経営計画を作るお手伝いをしてきました。経営者や幹部の方、現場の方を交えて「あーでもない」「こーでもない」と計画を練るのですが。ここ肝心の「これから何を目指して行くのか」というところに差しかかると先に進まない、煮詰まってしまう。
それもそのはず、みんなで討議してる事柄が、てんでバラバラ。話の中で良いアイデアと思ったことや、社長の一声、上司の意見で決まっていく。
「こんなんじゃいけない」どうにかして話の中身をまとめなければ。
バラバラな会話をまとめる、情報に流れをつける、整理する。参加したメンバーに、これからの計画をイメージしてもらう。
そのためには、情報を整理するためのツールを使えば良いことに気づきました。
私が言う情報分析ツールは、エクセルを使うのでもないし、特別なソフトを使うものではありません。言葉を整理するために4種類のチャートを利用して、時間の流れや情報のイメージをつかんでもらうためのものなのです。
−アイデアを出すための準備運動
では、アイデアを出すためにはどうしたらいいのでしょう。例えば、今、経営計画を作っていて、あなたは、事業目標を立てようとしています。新規事業のアイデアを考えなければなりません。
さて、いくつのアイデアが出るでしょう。
普通なら、今までに暖めていたアイデアや、頭にサット思い浮かぶアイデアなどで数十個は出てくるでしょう。
しかし、熾烈な競争社会のなかです、人と違うアイデアを考え出さなければ、ビジネスとして成り立ちはしないでしょう。
そのためにも出来るだけたくさんのアイデアから、いいものを選ぶ必要があります。
例えば1000個のアイデアを出そうとするにはどうしたらいいのでしょう。
あなたの頭の中には、眠っているアイデアは山のようにあるはずです。しかし、何もしなければなかなか出てきません。
そのためには、アイデアを呼び起こすきっかけを作ってあげる必要があるのです。
商品開発の世界では「シネクティクス」という方法があります。シネクティクス法とは、鳥が滑空する姿からグライダーを創造するように、異質なものから何かを類推してアイデアを出すことです。
事業目標をつくる時などで、私がアイデアを出すために利用しているのが、イエローページ(電話帳)と現代知識辞典(イミダス、現代用語の基礎知識など)です。
《イエローページ法》
電話帳には日本国内の様々な業種の仕事が載っています、それぞれの職業を顧客と見立て、またその職業になりきって自社の商品を取り扱ってみます。
(ポイント)どこを改良すれば商品を買ってもらえるか、その職業と同じ販売方法で自社の商品を売ることが出来るか考えてみる。
《イミダス法》
また、現代知識辞典には世の中の動きがキーワードとともに出ているので、そのキーワードから思い浮かぶ事柄と自社の商品を結び付けてみます。
(ポイント)少子化や高齢化で世の中がどう変化するのか、解説の中に出てくるキーワードにも焦点を当てて考えると奥深いアイデアが出てきます。
登場する職業やキーワードごとにアイデアを出していくと、頭の中のアイデアが刺激をされて、また増幅されてアイデアが次々と湧き出てくるはずです。
次回は、お待たせしました「目標を達成するための仮説を立てる」お話をします。
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