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情報分析ツールを利用した『経営計画書』の作り方D
シモヤマ会計事務所
所長 下 山 弘 一

−主力商品の寿命は短い
自社の主力となる商品を売ることが出来なくなる。こんなことを想像したことがあるでしょうか、そんなことあるはずが無い、そんなことを考えたくも無い、誰もがそう思うでしょう。しかし、その主力となる商品も時代の流れと共に、新しい商品が市場に出たり、人気がなくなってしまったりで、ずっとその売上を維持できることはできないでしょう。
昨年12月にBSE(狂牛病)問題で、アメリカからの牛肉輸入が禁止となり、牛丼メーカーはそれから半年以上の間、その主力商品を売ることが出来なくなっています。その中でも「牛丼一筋」の吉野家にとって、この事は一大事でした。他のメーカーと違いコストを極力低くするため、吉野家は牛丼一本に絞って経営を続けてきました。その牛丼が今は売ることが出来ないのです。アメリカ以外からの輸入、国産牛肉、色々と検討されたはずですが、結論は今年2月に牛丼の販売中止となったわけです。
吉野家は、過去に急成長、急拡大による倒産、その後起死回生による株式上場と、大きな試練を乗り越えてきました。そんな会社だけに、この試練を乗り越えて「うまい、安い、早い」の日本のファーストフードを続けていってもらいたいと願っています。
BSEと牛丼の関係のように、急に主力商品の販売が出来なくなることが無いにしろ、携帯電話のようにモデルチェンジが数ヶ月であったり、中国の進出で安い代替商品が入ってきたりで、いろいろな分野で商品の寿命は短くなってきています。
そのためにも主力商品や事業分野の売上が、かげりを見せる前に、新しい商品や事業分野を見つけていなければいけません。今回は、顧客のニーズを分析し自社の進むべき方向を決めるための「セグメンテーション」のお話をします。

それでは、どのような基準で市場を細分化すればいいのでしょう、オーソドックスなものとしては次のようなものですが、既成概念にとらわれず、分類する新しい視点を見つけ出すことも必要です。
●地理…地域、人口密度
●デモグラフィック…年齢、性別、所得、職業
●商品…高級、中級、普及
●趣味志向…生活スタイル、パーソナリティ
●使用頻度…一見客、常連客、上得意 |
次回は、自社の立場で成功できる可能性のある市場・事業分野・商品・サービスの仮説を立てる、お話をしていきたいと思います。
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