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情報分析ツールを利用した『経営計画書』の作り方C
シモヤマ会計事務所
所長 下 山 弘 一

−経営環境の変化を理解する
目まぐるしい環境の変化に、うまく順応して行くことは、想像するよりはるかに難しいものです。
筆者が住む京都には、百貨店の中元のカタログに登場するような銘菓、銘酒、名品と呼ばれる逸品を手掛けている会社がたくさんあります。そのなかには平安時代から続く創業何百年という老舗もありるのですが、ドックイヤー・、マウスイヤーという言葉であらわされる現代のライフサイクルの速さとように時の流れが速いといわれる現代と比べるとても、到底太刀打ちできない歴史の重みを感じます。
2、30年前に時代の風雲児と称されていた会社が、倒産や経営危機の状態に瀕している昨今の状況をみると、流行や嗜好の変化、景気の動きの中で経営を何十年、何百年と続けていくことは並大抵のことではないことが分かります。
P.ドラッガーがの言うところの、おり「経営とは変化に対応すること」、であります。そのためには、まず自社を取り巻く環境変化を感じ取らなければなりません。今回は、そのような経営環境の見方や分析の方法についてお話します。
【経営環境を見る視点】
●社会の流れ……グローバル化、高齢化、少子化、ライフスタイル変化
●業界のしくみ…業界規制、系列化、業界の状態、技術の進歩
●顧客の特性……ニーズ、流行に対する敏感さ、地域特性
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−環境変化はどちらに向かっているのか
環境変化を見るうえで大切なことは、変化が自社にとってプラスの方向に向いているのか、それともマイナス方向なのかをきっちりと見極めることです。
また、競合他社いわゆるライバル会社にとっても、どうなのか、も合わせて考えることです。高度成長期では業界中安定して横並び傾向にあり、みんなに遅れを取らなければそれなりによかったのですが、これからは、業界内外を問わずとわず、他社よりも先に出ること、違う視点で行動することが求められます。常に競争の中にいることを意識しておかなければなりません。
経営環境の変化を一覧にし、変化から影響を受ける度合いをみるため次のようなマトリクスを使います。上図をご覧ください、マトリクスの環境変化の内容に項目を埋めていき、それぞれの項目ごとにその変化の方向・強さを5段階評価で点数をつけます。また、同じことを競合についても行います。
競合とは、ライバル会社、取扱商品・ブランドの対抗商品等、自社とは違う経営形態(専門店と量販店)などです。単に競合会社だけでなく商品、販売形態等いろいろな切り口であてはめます。
次に自社と競合の評価点を座標軸・チャートに移します。さて如何でしょう、競合との優劣がはっきりわかるのではないでしょうか。いくつかの競合について同じことを行い、図を重ねてみると自社の進むべき方向が見えてきます。

次回は、将来に向かって新しく生まれてくる、ニーズや事業分野を予測するお話をいたします。
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