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情報分析ツールを利用した『経営計画書』の作り方B
シモヤマ会計事務所
所長 下 山 弘 一

−情報を分析する4つの視点
前回まで経営革新型経営計画書の概要をお話しましたが、いよいよ本題の経営計画書の作成に入ります。今回は経営計画書作成の第一段階として、顧客に対して何を『自社の売り』として経営しているのか、逆に『不足しているものは何か』を分析することから始めたいと思います。
経営計画書がなかなか上手く作れない、思い通りに作れない…といった場合の理由のひとつとして、「現在」という状態を上手く捉えられていないことがあげられます。「現在」という瞬間は過去と未来の間にあり、時間はたえず流れていて止まってはいない。経営計画書を作るときにも過去の実績の積重ねを大切にしながら、そのことにとらわれすぎることが無いよう、たえず今とは違うであろう5年後10年後の姿を意識しておかなければなりません。
その「現在」の情報をわかりやすく観察・整理するための手法としてチャートを利用します。 次に紹介する、4つのチャートの視点で情報を分析しながら、経営計画書の作成を進めていくことにします。
●構成図…情報を分類して関連付けする
●時系列チャート…時系列で分析し傾向を予測する
●マトリクス・チャート…タテ・ヨコの表組みで情報を区分する
●座標軸チャート…XYZの座標に情報を集めカタマリとしてイメージする
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−自社の強み・弱点を分析する
お客様・ユーザーの厳しい選別の目、同業者ばかりでなく異業種のマーケット進出、新商品・新製品の参入など厳しい競争社会の中、経営として成長していくためには自社の姿をしっかり把握しておく必要があります。
そのためには、自社の強いところや逆に弱点となる点を網羅しその内容を整理しなければなりません。ブレインストーミングなどで項目をあげ、KJ法を使って項目をまとめていく方法がオーソドックスではありますが確実です。まとめた項目をマトリクス・チャートを使ってその内容を区分けし分類します。
ここで注意しなければならない点がいくつかあります。 強み・弱点を考えるときに基準をどこにおくかということです。中小企業が大企業を基準において考えても弱点ばかりで強みはほとんど出てこないことになります。
●自社の競争相手(同業他社など)は誰なのか
●対象とする商品(サービス)や事業はどれを選ぶか
●主力とする商品やサービスは成長期・成熟期・衰退期のどこにあるのか
強み・弱点を分類するマトリクスの例として簡単にまとめてみました。人・物・カネについて社内・社外に対して自社がどのような強みを持ち、弱点を抱えているのか考えてみてください。

次回は経営計画書作成の第2段階として、自社を取り巻く経営環境や世の中の流れを十分理解するためのお話をします。
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