|
何が邪魔しているの、あなたの経営計画!実践への道
「約束を守る」ための経営計画
シモヤマ会計事務所
所長 下 山 弘 一

★変幻自在の会計
経営は十人十色、それぞれの会社の特色があり、会社の数だけやり方があります。
会計は、基本的なルールに則って、会社の成績を表すものなのですが、
それはひとつの決まった形があるのではないのです。
ひとつは、勘定を合わす会計で、お金の出入りや、収入・支出を記録するためのもので、簿記(会計)といわれるものです。
もうひとつは、色々な会社の成績を比べるためのものです。
上場会社の財務諸表が有価証券報告書に載っていますが、株主や社外の人に見てもらうために、決まったルールに従って財務諸表を作るもので、財務会計といいます。
更に進んで、自分の会社の経営のために会計を利用することを、管理会計といいます。
この管理会計を上手く活用することによって、会社の経営に役立てて頂きたいと思います。
管理会計は自分の会社のマネジメントするために使う会計で、経営判断のツールとして活用してもらうものです。
財務諸表のように形式が決まっているわけではなく、自社が管理しやすいようなやり方を取ることができるのです。
管理会計の重要なポイントは、会社の成長段階に応じて、「売上、費用、利益」に対しての考え方が変化していくことです。
この点に注意して、経営計画を立てることによって、経営環境に適合した経営が可能になってきます。
<管理会計における利益の考え方>
ここでは簡単に、会社の成長段階ごとの、管理会計における一般的な利益の考え方を紹介します。
●事業開始、成長段階における考え方
これは、製造や販売するために必要になるコストに、予想利益を見積もることによって、必要な売上高を求める考え方です。
その事業に参入すべきかどうか、採算が合うかどうか検討するときや、市場が拡大しており、まだまだ売上の増える時代の考え方といえます。
必要費用+利益=売上高
●事業安定期、停滞期における考え方
販売する商品、サービスの拡大が見込めなくなると、売上高が頭打ちになってきます。
そのため、予測される売上高で必要な利益を確保するために、かけることができる金額内で費用を節約していこうという考え方が生まれます。
製造業では特に重要となる考え方なのですが、原価管理といわれます。
売上高−利益=許容原価
●事業再編時、競争時代における考え方
これは、自社にとって必要な目標とすべき利益をまず計画し、この利益を確保するために必要な売上高がいくらで、費用をどの程度に抑えるかを考える方法です。
高い利益率が望めなくなり、他社との激しい競争の中で会社を存続するために必要な利益に重点を置いた考え方です。
利益=売上高−費用
会社として「売上、費用、利益」のどの部分に重点を置いて経営するのかは、経営計画の方針と言う意味でも、きちんと理解しておきましょう。
会社全体や事業が成長期のどの段階にあるかを、常に意識して計画を立て、それぞれの段階にあった、管理会計を利用することによって、経営計画の精度は格段と高まります。
■様々な経営課題に対するQ&A
経営課題即解決
|