経営戦略>経営計画書の作り方

経営コラム[12/07]
経営戦略
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何が邪魔しているの、あなたの経営計画!実践への道
           「約束を守る」ための経営計画

シモヤマ会計事務所
所長  下 山 弘 一



★新ドンブリ勘定論

私たち会計に携わる者にとって、腕の見せ所となるモノのひとつが「財務諸表」です。
内容の良し悪しによって、後の経営に大きく影響することなので、最終的に数字を決めるのはとても神経を使います。
銀行から融資を受けるときや税務申告に必ず必要なものですし、
新規の得意先と取引を始める場合、株式公開時には投資家に会社を評価してもらうためのとても重要な書類になります。

経営者にお会いして経営のお話をする時には、大抵の場合「財務諸表」を置いて話を進めます。
その場ではウンウンと頷いて話を聞いていただいていますが、
実際には財務の苦手な経営者の方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
また、財務の苦手な経営者ほど財務をおろそかにしがちで、財務に泣くというケースが多いのも事実です。

昔から、財務に疎いことを「ドンブリ勘定」といいます。
数字を大雑把にしか見られなくて、細かい部分で損をしてしまうことを戒める言葉ですが、
コンピュータ(計算機といった方がいいかもしれませんが)がこれほど普及した現在では、
登録さえすれば計算は瞬時に行われて、その時々の数字はとてもつかみ易くなったので、
数字がつかめなくて「ドンブリ勘定」になるといったことはなくなりました。

構成比や前年対比といった経営資料も簡単に作成できるようになり、
業種や会社の規模ごとの経営指標との対比も、とても簡単に出来るようになりました。
そのかわり、表面的な数字に一喜一憂することも多くなったように思います。

経営は十人十色、会社の数だけやり方があります。
自分の会社にあわせた大きな尺度を持ち、その尺度で経営判断する。
「ドンブリ勘定」では困りますが、自社の尺度でモノを見られるようにすることは、
コンピュータに任かせれば細かな数字がいつでも出せるようになったからこそ
経営者が特に意識しておかなければいけないことです。
自社オリジナルの「ドンブリ」を持ち、一杯の「何倍」「何分の一」のような基準で、
数字を判断出来るようにしましょう。


<経営者がチェックする財務諸表ポイント>

経営者の方にとって「財務諸表」を難しく感じさせているのは、次のようなことではないでしょうか。
  ●数字が羅列されていること
  ●用語がわかりにくいこと

「財務諸表」のうち、損益計算書と貸借対照表について、経営者の方に知っていただくためのポイントをご紹介します。

 ◇損益計算書上のポイント
売上高・・・ 会社の規模を表します。売上を増すことは大切ですが、利益が伴うことが必要です。
売上総利益・・・ 売上高から売上原価を引いて求めた利益、粗(あら)利益と呼ばれる。売上を求めるあまり薄利多売にならないように注意
販売費・・・ 広告宣伝費などの商品等の販売に要した費用、売上とのバランスが取れているか
  一般管理費 ・・・ 人件費や家賃など会社運営に係る費用、固定的で売上が減っても比例しては減らない費用
営業利益・・・ 赤字はレッドカード、早めの対策が必要

 ◇貸借対照表上のポイント
受取手形・・・ 売上によって受け取った手形
  売掛金・・・ 未回収の売上代金、将来現金化されるけれど今は手元に無いお金
棚卸資産・・・ 製品や仕掛品などの在庫、これが増えると利益が増えたように見えるが、お金は増えない
固定資産 ・・・ 機械、備品、建物などの設備投資
  買掛金 ・・・ 仕入れの未払い代金、売掛金の入金より遅い支払いの方が経営は楽になる
   支払手形 ・・・ 仕入のために払い出した手形
  流動負債 ・・・ 1年以内に返済しなくてはならない負債、手形借入や前受金など大きくなっていると注意
 10 長期借入金 ・・・ 返済期間が1年以上の借入金で、多くは証書貸付で、毎月分割で返済する
11 資本・・・ マイナスになると要注意!銀行が手を引き始めます




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