経営戦略>経営計画書の作り方

経営コラム[12/07]
経営戦略
*バックナンバー*
 

何が邪魔しているの、あなたの経営計画!
           いい顧問 ★経営コラム★

シモヤマ会計事務所
所長  下 山 弘 一




   □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
   ■                        □
   □   何が邪魔しているの、あなたの経営計画!  ■
   ■  ――――――――――――――――――――  □
   □      一点に集中、絞込みをかける      ■
   ■                        □
   □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

 = 経営計画がうまくいかなかったのは、誰のせいでもありません。=
 = 原因さえわかれば、それを解決するだけ。          =
 = 「さあ、深呼吸して考えてみましょう、どこが悪かったのか」 =


 ┌─────────────────┐
 │ 経営計画は整理の方法が決め手! │
 └─────────────────┘
 
 ● 会社の経営計画にせよ、個人のスケジュール管理にせよ
 それが、うまく進まない理由は、
 物事の優先順位の付け方がうまく出来ていないことに
 あるのではないでしょうか。
 
 ● ベストセラーとなった「超」整理法の筆者、野口悠紀雄氏は、
 その本を書こうとした動機と、そのときの周りの反応を、
 あとがきで、こう触れています。
 
 ● 『私のまわりのすべての人は、驚き、かつ呆れ、あるいは正気を疑った。
  …(中略) 私の研究室は、「乱雑」「混沌」「無秩序」という言葉の
 実例そのものだったからである』
 
 ● そして、整理についての2つの大命題…
 「整理は分類だ、きちんと分類する」
 整理のためには、不要なものを捨てる」
 経済学専攻の学者でありながら、
 整理についての疑問に明快に答えを出してくれています。
 
 ● その答えは、「押し出しファイリング」という、
 時間による基準で物事を整理していくものです。
 詳しいやり方は、その本をご覧戴くとして、
 今まで当たり前に行ってきた、
 「処理するために、まず整理する。
 そのためには、まず事柄を分類する」
 …ことを、きっぱり諦めるように言ってくれています。
 
 ● 経営計画がうまく進まないときにも、
 同じことが言えるのではないでしょうか。
 計画を立てるときに、様々な事柄がたくさんあがってくることでしょう。
 それを、いろんな角度で詳細に分類しようとしても、
 なかなかうまく分類できないものです。
 そんなことから、結局は大事なことが
 手付かずになってしまうことが多いのです。
 
 ● 大きな枠組みで分類して、後は時間順に優先順位を付けて、
 すべての内容を網羅できるようにする。
 その一つひとつを順番に消化していくこと。
 いつも優先順位が後になり、処理できなくなったものは、
 無理して消化しようとせず、きっぱり後回しにする。
 すべてを完璧に仕上げるのではなく、
 限られた時間内に、より良い結果を出すことに心掛けましょう。
 
 
  ****************************************************
  * 経営計画のツボ −一点に集中、絞込みをかける− *
  ****************************************************

 ● トリノオリンピックも終盤に近づき、残すところ、
 残りわずかになりました。
 ウインター・スポーツ好きの方には、
 寝不足の方も多いことではないでしょうか。
 そんな方は、夜更しの辛い日がもう少し続きます。
 
 ● 大義名分はともかく、オリンピックは競争です。
 いい成績を取るため、選手や監督、コーチ、
 すべての人がしのぎを削っているのです。
 そして、オリンピックに係わるスポンサーとなる会社も
 例外ではありません。
 スポーツ用品メーカも、選手と同じくらい商品開発に力を注ぎ、
 成績アップに貢献しているのです。
 
 ● そのオリンピックのスポンサーのひとつ、アシックスは、
 スポーツ用品メーカとしては後からの出発でした。
 ミズノをはじめとする、大手メーカーの勢力が
 野球、テニス、ゴルフに渡っており、
 社員数名の会社には、到底太刀打ち出来ないと思われました。
 
 ● そんな中で、アシックスの創業者 鬼塚喜八郎氏が決めたことは、
 一点に集中して力を注ぐことでした。
 そして、まだ大手が取り組んでいないバスケットシューズの生産に、
 全精力を集中させました。
 
 ● 昭和24年に創業して6年後には、バスケットシューズは
 トップ商品に育っていました。
 大手メーカーの倍の値段もする、オニツカ(アシックスの前身)の
 バスケットシューズを、選手は競って買ってくれたのです。
 その理由は、値段は倍であっても、モノがよく、
 性能が飛びぬけていたからです。
 選手は値段より、履き心地がよく、思うように動けることを望んでいたのです。

 ● 鬼塚氏は、今度はマラソンシューズに挑戦していきます。
 ひとつの商品分野で、市場シェア50パーセント以上になるまで、
 持てる力を集中し、その分野でトップとなる商品を作り上げる。
 そして、次のスポーツシューズに力を移してゆく。
 
 ● こうして、オニツカはスポーツシューズの
 総合メーカーへと育っていきました。
 「中小企業は、もてる力が小さい。
 ひとつの目標をはっきりさせて、
 徹底して追及していかないと、大企業には勝てない」
 
 ● その後、スポーツウエアメーカーと合併し、
 総合スポーツ用品メーカーのアシックスとして出発するのですが、
 その根底には、弱者の戦略が受け継がれていきます。
 「堅い板に穴を開けようとするとき、
 大きな鉄の棒で、力をいっぱい入れてもダメだが、
 キリを使って揉んでいけば、案外簡単に開けることが出来る」


■様々な経営課題に対するQ&A

経営課題即解決