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−三段跳び その五 着地−
シモヤマ会計事務所
所長 下 山 弘 一

経営計画を実行に移すには、計画的に行動することがとても大切なことになります。
案外、スケジュールを立てて行動するのは苦手だと、思っておられる方が何多いのです。
そのように思っておられる方も、小さな頃から、勉強やスポーツの中で、計画に沿って行動していたのです。
学校の勉強の場合…
学年ごとの学力達成のため
あらかじめ決められた学習計画に沿って、
いくつものステップを踏んで授業を受け、
テストでその進捗度を測定する、
決められた達成度にとどかなければ補習を受ける。
受験勉強であれば、そのことはもっと明確です。
特に、進学校や進学塾では、考えつくされたマニュアルに基づいて、受験当日までの行動を、時間単位まで計画的に消化していくようになっているのです。
このように、私たちは子供の頃から、無意識に計画に沿って行動してきて。そして、立てられた計画には抵抗感をあまり持つことなく、行動出来るようになっているのです。
逆に、学校では自ら計画を立てることを経験しないため、計画を立てることについては苦手意識ができてしまっています。
そのようなことを克服するための計画を立てるポイントは、実行し易いように目標を設定することです。
ビジネスプランで決めた、進むべき方向、目標を達成するため、細分化した行動ごとの目標を正しく決める。つまり、最終的な目標に到達させるため、時間軸に沿って、完成度を高めていけるように段階的に目標を設定できるかどうかです。
今回は、経営計画書の最終段階、実行計画を立てるための目標のとり方についてお話します。
−目標は、数字と状態を合わせる−
経営計画の目標は、大抵の場合、金額であらわされますね。
例えば、こんな風に
売上高を昨年比○○%アップ
利益目標○○万円
市場シェア○○%獲得
その理由は、最終的な目標は数字で表されるものでないと、感覚的な成果になってしまいがちで、精神論に陥りやすく、管理が難しくなるためです。
しかし、数字だけの目標は、絵に書いた餅
いいえ、張りボテの舞台装置みたいなもの…いかにも、薄っぺらい
目標を薄っぺらなものにしないためには、経営でいう目標とは、数字だけではなく「数字」と「状態」の二つを兼ね備えたものでなくてはなりません。
「状態」とは、商品や人員、管理システムの見直しなど多岐にわたります。
・主力商品、商品構成
・販売地域、営業ルート、販売方法
・人員配置・組織見直し
・社員の教育・学習
・生産能力・仕入ルート
・資金調達・配分
数字の目標の達成のためには、会社全体の仕組みの変化が伴います。変化後の具体的な目に見える状態を、もうひとつの目標とします。
難しいと思われるビジネスプランであるほど、「数字」と「状態」の目標を細かく設定して、目標ごとの変化を感じ取れるようにします。どんなに高い目標も、細分化することにより、低い目標に変わり、挑戦しやすくなるのです。
このような考え方があってこそ、スペースシャトル計画やアポロ計画のような壮大な宇宙計画も、たくさんの、とても小さな目標の積み重ねがあって、できあがったのです。
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