| 強い決算書とは? ファイナンシャルプランナー 千葉 博道
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銀行に融資を求めると必ず要求される書類が決算書です。
決算書を分かりやすくいうと、会社の成績表です。
従来、借り入れを出来る特徴として、貸出実績・担保力・他行動向が挙げられていました。
しかし、現在は、企業の決算書等に基づき分析を行い、各行独自の格付けを算出します。
分析結果は、定量分析及び定性分析に分かれます。小学時代の成績表を思い出してみて下さい。
各教科について「あまり良くない〜たいへんよく出来ました」の評価と、生活態度の評価に分かれて
いたと思います。銀行も同じように会社の成績表をみて融資を実行します。
では、銀行が融資をしたくなる決算書とはどのようなものでしょうか?
それは、ズバリ定量分析及び定性分析の数値が高い企業です。具体的に見てみましょう。
先ず、定量分析は、財務分析に基づき計算されます。具体的な分析項目として下記のものがあります。
| @ |
成長性・・・・・・売上高総利益率・売上高増加率・売上高営業利益率 |
| A |
安全性・・・・・・流動比率・当座比率・自己資本比率 |
| B |
債務償還能力・・・インタレストカバレッジレシオ |
これらの分析結果の数値が高い企業に融資は通りやすくなります。
ただ、財務分析だけから判断されて数値が低い企業には融資はされないのでしょうか?
答えは、NOです。銀行は、定量分析後、定性分析も行います。定性分析とは、財務数値に表れない
評価になります。具体的には次のようなものがあります。
| @ |
技術力・営業力はあるか?経営者の個人収入があるか? |
| A |
経営計画書、資金繰り計画書を作成しているか? |
| B |
経営者の資質は高いか?従業員の質は高いか? |
| C |
社長に万が一のことが起きた場合の保証は充分か? |
上記項目は、あくまでも一部になりますが、通常銀行員が客観的に判断できるものではありません。
そこで、重要なことは、社長自らが金融機関へ出向いて情報開示することやプレゼンテーションを行
い自社の強みを積極的にアピールすることです。
例えば、自社の不動産収入を雑収入に計上している企業は多いと思います。自社の定款を確認してみ
て下さい。もし業務内容に、不動産賃貸業がある場合には、売上高に計上しましょう。単純に勘定科
目を変更するだけで売上高総利益率が向上します。
他にも、貸借対照表に経営者個人からの短期借入金が計上されている企業をよく見かけま
す。社長がその資金について償還意思が無い場合は、資本金に振り替えることが可能です。
そのことにより、負債の金額が自己資金(資本金)に生まれ変わります。
このように、やり方一つ変えるだけでも会社の成績表の評価が変わります。
簡単に出来ることから実行してみましょう!
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