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様々な資金調達法を活用しよう!
「新たな資金調達」

ファイナンシャルプランナー 千葉 博道
Partner of SASWeb


中小企業が資金調達する場合、金融機関が集めた預金から借り入れを受ける間接金融がほとんどで、一般的に信用力の弱い中小企業に対して金融機関は担保を取った上で(物的な)それに見合った融資を行うのが一般的です。しかし、不良債権処理の加速、不動産担保価値の下落等により中小企業の資金調達環境はより厳しいものとなっており、中小企業の支援策としての資金調達の方策が重要になってきます。
 今回はご存知の方も多いかと思いますが「CLO」について投稿致します。
(Collateralized Loan Obligationの略称)

CLOとは、複数の貸付債権を裏付資産とした証券を発行し投資家に販売することで、市場から資金調達を行う手法であり、金融機関からの融資形態ではなく融資債権を証券化し、これを投資家(投資家への元利金償還は、貸付金の利息や元金返済金が充てられます)に販売することによって優れた発想力や高い技術力を持つ中小企業が、従来からの資金調達手段である間接金融に加え、将来的に直接金融による資金調達を可能とする為のものとなっており、市場から中小企業に対する資金調達を図る仕組みで直接金融への足がかりとして位置付けられています。

メリットとしては
・形式上借入の形を取るものの投資家からの資金を投入することにより、資金調達の選択肢が拡がります。
・将来、直接金融による資金調達つまり自社で社債を発行する為のノウハウが理解でき順調な経営展開が期待できます。
・ 無担保で資金調達をすることが可能となり資金繰りの安定化が図れます。

《制度概要》
・保証金額上限 8,000万円
・保証期間 5年(2年据置)
・金利 固定
・返済方法 据置後元金均等 ※繰上げ返済不可
・信用保証料 0.75%(年)

《利用条件》
◎基本条件
既存CLOを含めCLO限度額5,000万円
かつ一般無担保保証との合算限度額8,000万円
直近決算において経常利益を計上し、自己資本比率が2%以上である。

◎特別条件1
既存CLOを含めCLO限度額5,000万円
かつ一般無担保保証との合算限度額1億3,000万円
基本条件を満たす他、次のア)又はイ)の条件を満たすこと。
ア) 自己資本比率10%以上又は純資産倍率1.2倍以上
かつインタレスト・カバレッジ・レシオ1.2倍以上
イ) 直近2期連続増収増益であり、
かつ直近決算において有利子負債月商倍率が6倍以内

◎特別条件2
既存CLOを含めCLO限度額8,000万円
かつ一般無担保証との合算限度額1億6,000万円
基本条件を満たす他、下記のア)〜ウ)の条件を満たすこと。
ア) 純資産額1億円以上
イ) 自己資本比率10%以上又は純資産倍率1.5倍以上
ウ) インタレスト・カバレッジ・レシオ1.5倍以上 

インタレスト・カバレッジ・レシオとは、事業により得た利益が融資における支払利息等、金融費用の何倍であるかを測定するもので、金利の支払能力を示す指標です。
一般的には(営業利益+受取利息・配当金)÷支払利息割引料で計算されますが、損益計算書ベースよりもキャッシュフロー表ベースでの考え方が実際に沿った形での判断に今後流れていくかとは思います。

銀行では、財務内容を確認する大きな手段の一つで返済能力を算定しやすくなるものです。

私も前職(信用金庫)時代に何件かのCLOを取り上げさせていただきました。ただほとんどの方が「うちの規模でやるほどではないよ」とか「何となく難しそうだから」との断りが多かったですが実際にご提案し実行となり資金繰りがよりスムーズになり業績拡大した企業が多かったのも事実です。
機会がありましたらチャレンジしてみてください。


ご質問等ございましたら本件に限らず
harutan@mx1.ttcn.ne.jpまで。



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