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眞柄そうお聞きすると、商品の捉え方から違うのかもしれませんね。本当に自分が気に入った商品でなければ紹介しないという高田社長のポリシーもその1つでしょう。たとえば、同じ家電製品でも「ジャパネットたかたモデル」があって、独自の機能や味付けがほどこされていますね。商品の選定や開発では、どういった方針があるのでしょうか。
高田最近は社内に「ジャパネット品質」というのがあります。これは、本当に当社を支持してくださるお客様によろこばれるかどうかという尺度です。 その商品が届いて初めて使ってみたときに、「テレビでは高田や塚本がうまくいってたけど、実際に手にとってみたら違うじゃないか」と思われたなら、ジャパネット品質は満たされていません。 もちろん、そう思われる割合をゼロにするのは非常に難しいことです。たとえば健康食品のローヤルゼリーは、僕も本心から「いいですよ」と紹介していますが、99人に愛用されても1人に合わなければ、その方にとっては「まるで話が違う」ということになってしまいます。 基本をいえば、お手元に届いた商品が、支払った金額に見合うと評価されなければ意味がありません。それだけの機能と品質を保つことが、価格競争を乗り越える1つの方法ではないかと僕は考えています。 独立して21年目になりますが、ジャパネット品質を本気で意識する時期をいま迎えているように思います。 眞柄メーカー的な視点でいえば、御社は健康食品からパソコン、家電、AV機器、ファッションと実に多種多様な商品を扱っています。多品種を扱いながらそこまで品質を保証するのは相当に難しいことだと思うのですが。
高田通信販売の世界ではこれでも少品種のほうです。最近はロングテールと呼ぶように数十万点、数百万点を取り扱う通販会社も珍しくありません。そのなかで、当社は数十種類の商品が売上のおよそ8割を占めているのが現状です。それぐらいの商品数なら、きちんと品質を見極めておすすめすることができます。商品数が極端に増えると、責任が持てなくなりますから。 眞柄あくまで責任が持てる範囲の商品を扱っているということですね。 高田そのとおりです。ただ、ここ2〜3年は商品に関する考え方が若干変わってきました。 たとえばジュエリーのダイヤモンドがそうです。僕は基本的に高品質がいいと思ってきたので、1カラットで50万円ほどのハイグレードな商品でなければ販売できないと50歳ぐらいまでは考えていました。 ところが最近は、値段は安くても、これが実にきれいなんですね。ダイヤモンドの質ではなく、デザインの価値を訴求しているわけです。 これはこれで、女性がきれいに飾るという目的にかないますし、幸せ感を与えられます。このような商品をみると、従来の戦略だけではいけないと思えるようになったのです。 やたらと品数を増やして何でも揃えるのは、責任という面で私の性格上できませんが、そうかといって、最高級品ばかり扱えばお客様によろこばれるわけでもありません。これは最近、僕が学習したことです。 |
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