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眞柄IT化ということでは、大塚社長は商取引の標準化に関して、業界内でもリーダーシップをとられてきました。特に中小企業の場合、取引の標準化は必須なのですが、企業が個別に取り組むとなると、相当の負担がかかってしまいます。そのあたりはどうご覧になっていますか。
大塚ロゼッタネット(※2)がスタートして5年以上になります。当初は販売やパソコンの部品調達で利用することを想定してアメリカではじまりましたが、世界的にみて生産拠点はアジアに多くあるので、ロゼッタネットの標準化はアジアにおいて非常に進歩しました。特に日本はアジア地区で1つのコアと呼べる地域ですから、その役割は重要です。 パーツメーカーの大手も部分部分とはいえ採用しはじめていますし、第1段階といわれた200〜300社という規模は過ぎ、もう一桁上をうかがうところまできているというのが現状です。 眞柄ここまでの進捗のスピードについてはどうですか。 大塚ロゼッタネットは創設当初、非常に高尚な印象でしたが、それがいい意味で泥臭くなってきたと思います。つまり、多くの企業が採用する事により理屈先行から現実的になってきたということです。これはすばらしいことだと思いますよ。 また、当初は半導体、電子部品、IT完成品(パソコン等)という具合に製品別の区分けになっており、それがロゼッタネットの主役だといわれていました。ですが、いまはロジステックスやファイナンスを含めたSCM全域に適用範囲が広がっています。また、ロゼッタネットはXML文書形式のフォーマットなので、1つひとつの部品について、環境物質などについての再定義ができます。ほかの団体との連携を深めているのもロゼッタネットの特徴です。 このように当初のイメージと比べて、かなり具体的になり、適用幅が広がってきていると思います。 眞柄おっしゃるようにいまは生産拠点がアジアに移り、組立工場も海外に移転して、マーケットだけが日本にあるという時代です。いろいろな取引を電子化していかないと対応していけないですね。 そのなかで経済産業省が2004年から「IT経営応援隊」を立ち上げて、中小企業のITを活用した経営改革を支援しています。私も副会長を拝命していますが、さまざまな団体や企業が参加しています。国がこうした活動を主導しているというのは非常に大きな意義があると思います。大塚商会さんも参加されていますので、我々としては非常に心強く思っています。
大塚社は2000年に株式を公開して、アナリスト・ミーティングやプレゼンをするようになりました。そこでいろんなことを説明しているうちに、「大塚商会の存在意義は何だろう?」と考えるようになったんです。 振り返ってみると、当社はオフコンの時代からお客様にキーボードの使い方をお教えしたり、パソコンの黎明期からスクールを運営したりしてきました。それを通じて売上も伸び、大塚商会も成長させてもらったわけですが、逆にいえば日本企業のOA化にそれなりの役割を果たしてきたのかもしれないな、と思うのです。 そういう感覚で見ていくと、お客様の目線で考えること、お客様とともに成長していくことというのは、IT経営応援隊のビジョンに通じるところがあります。これが、大塚商会がここまで成長してこられた要因の1つかもしれません。 眞柄そういう意味では、IT経営応援隊のプロジェクトに大塚商会さんが参加されたのも自然の流れなのですね。 大塚そのとおりです。 眞柄次に社会的な活動についてお聞きします。社会環境活動と社会貢献活動という面では、マイクロソフトも遅ればせながら数年前から積極的に取り組むようになりました。聞くところによりますと、この大塚商会本社ビルも環境に十分配慮して造られているとのことですね。 大塚ISO14000の取得も早かったし、環境対応は力を入れてきた分野なので、これからもよき伝統として保っていくつもりです。社会活動では、ほかにも「ハートフル基金」として、社員から毎月少しずつお金を集め、同額を会社からも出資して被災地に送るような仕組みをつくったり、献血に協力したり、町内の掃除をしたり……いちいち数え上げたらキリがない(笑)。「たのめーる」でも、配送中に外箱だけが傷んでしまった商品を各種団体に寄付したりしていますよ。 また、琵琶湖のヨシを刈って再生紙にする活動も進めています。ヨシは不純物を吸ってくれるのですが、放置すると増えすぎて腐ってしまう。それを刈って再生紙にすると一石二鳥なんです。 眞柄中古パソコンを寄贈するプログラムですね。我々は大塚商会さんほど歴史があるわけではありませんが、この2年くらいはそうした活動に力を入れています。 |
1)いちはやくグループウェアを導入しITのメリットを社員が体感
2)マインドと物質の両面でサポートするワンストップ・ソリューション
5)[番外編]趣味は愛車いじりやパソコンづくり こだわることは経営に一脈通じる
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