私、須貝昇の拙いコラムをいつもお読みいただいている皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
さて、本年の干支は “ねずみ” ですね。
そうか、ねずみ年かぁ…などと何となく考えていましたら、昔何度か読んだことのあるこんな童話がふっと頭に浮かんでまいりました。
海外の作品で、作者の名前などはすっかり忘れてしまいましたが”野ねずみ”というお話しです。
ストーリーは、だいたいこんな感じでした。
「野ねずみたちは、長い冬を越すために毎日せっせと、餌となる食料を蓄えておりました。
そんな中で、食料集めは仲間に任せて、”言葉”を集めることに精を出していた野ねずみが1匹だけいたのです。
やがて厳しい冬がやって来ました。でも、みんなで蓄えておいた食糧のおかげで、初めのうちは何の不安もなく、楽しく過ごしていました。
しかし、いつもにくらべてその年は、春のやってくるのがとても遅かったのです。やがて蓄えていた食糧は、底をついてしまいます。
これじゃあ春まで生きられないとみんなの心に不安が生まれ、希望を無くしかけていたときです。
冬が来る前に言葉を集めていたあの1匹の野ねずみが出てきて、たくさんの話をみんなに聞かせ始めました。
話を聞くうちに、みんなは徐々に元気になって生きる希望を取り戻し、ついに暖かい春を迎えることができたのです」
僕がこの童話から感じたことは、言葉には不思議な力があるんだってことです。
そうなんです。もうダメだって思った時でも、ファンの皆さんから頑張れ!と声をかけてもらえたりすると、本当にそこからまた頑張れますからね。
ゴルフの魅力のひとつに、会話をしながらできるスポーツというものがあります。プレーヤー同士の会話、キャディさんとの会話といったものなんですが、そのひとつひとつが、僕に元気をくれるんですよ。やっぱり、言葉には不思議な力がある、僕はそう信じています。
2008年も皆様への感謝の気持ちと、ゴルフへの情熱や初心を忘れず、頑張って行きたいと思います。そこで初心に帰るという意味もこめて、今回は何故僕がたくさんあるスポーツの中からゴルフを選んだのかを、書いてみたいと思います。
中学の頃の僕は野球をやっていたのですが、その後はアメフトに夢中になっていました。そんな中でいつとはなしに、スポーツを職業にしたいと思うようになっていたんです。スポーツを職業にするとなると、アメフトは難しいでしょう。親に頼ることなく、若い自分がゼロからスタートしてプロになれるスポーツといったら何があるか?僕にはゴルフしか思いつきませんでした。ゴルフだったら研修生として住み込みで働かせて貰えるので、親に迷惑をかけなくてすむ。そう思ったのです。
そんな僕ですから、川越カントリークラブに入るまで、ゴルフクラブなんて触った事さえありませんでした。いきなり19歳でゴルフを始めて、25歳でプロテストに合格。そして、気がつけば40年近くもゴルフクラブを握っているというわけです。
偉そうに初心に帰るなどと言いましたが、ゴルフを始めた理由は、実はそんなものだったんですよ。でも、40年も飽きずにやってこれたのは、やはりそれだけの魅力がゴルフにあるからなんだなぁと思います。
何がそんなに魅力的なのかと聞かれると、たくさんありすぎて困ってしまいます。そのひとつとしてさきほど会話の話をしましたが、プロとしてあえてひとつだけに絞るなら、18ホールの中の変化に対する、自分の中の恐怖と興奮が入り混じっている感覚がなんとも言えないのだ、とでも言いましょうかねぇ。
当然ながらアマチュアゴルファーにとっても、ゴルフの魅力はたくさんありますよね。
コースに出る前の心躍る洋服選びでしょう。プレー中のクラブチョイスやコースマネージメントで頭を使うことでできる脳の体操でしょう。コースを歩く事で有酸素運動も出来ます。そしてラウンドの後に何を食べようかなぁっとわくわくする。これら全部元気に生きるために必要な事ばかりですよ。おしゃれも大事、頭の体操と運動、そして食欲だって大事。たった1日のプレーの中に、こんなにたくさん楽しい事が詰まっているゴルフは、やっぱり素敵ですね。さらに言えば、老いも若きも男も女も一緒に出来るスポーツというのもいいじゃないですか。
こんなこと言ってる僕って子どもみたいですか?
まあ、プロスポーツ選手は応々にして子供のまんまなんですよね。その中でゴルフは引退が無いスポーツですから、息が長く、いつまでも子供のまんまでいられるわけです。でも家族から見れば、父親がずっと子供のまんまというのは、それはそれでやっかいなもんでしょうけどね(笑)
さあ、今年も”あげて下ろしてこんにちは”と楽しみましょう。
僕の今年の目標は、いろんな所で出来るだけ皆様と一緒にプレーする事です。
えっ!? なんて小さな目標だって?そんなこと言わないで下さい(笑)
遠くのタイガー・ウッズより、近くの須貝昇ですよ、皆さん!(笑)
楽しみにしてま〜す。

ルールはちゃんと覚えましょう
どんなスポーツでもルールを知らなければゲームになりません。
野球でもサッカーでも、もちろん、ゴルフでも!
最近は、ゴルフ練習場に何も持たずにぶらっと立ち寄り、全てをレンタルで遊んで帰られる若い世代のお客様が増えているそうです。バッティングセンターやボウリング場と同じ感覚なんですね。ゴルフが若い人に受け入れられるのは嬉しい事ですが、反面、マナーやルールに不勉強なケースが多いようです。折りにふれて、打席の使い方やその練習場のルールなども、教えられたら良いと思います。
ゴルフはスポーツなのだと言う意識の基にルールを伝えていけば、マナーの改善にもなるのではないでしょうか。家には家のルールがあり、会社には会社、さらに社会には社会のルールがあります。そのルールを理解出来れば、必然的にマナー向上に繋がると思います。
若いゴルファーの皆さんには、ルールを学んで、マナーの良いゴルファーになって欲しいと心から思います。
「ちょっと良い話:アパレル関係のIさんのお話」
物をとても大切になさるIさんという方がいます。彼は、ゴルフをラウンドするときは、だれもがするようにスコアの目標を強いてたてたりはしません。その代わりに、今日は何とかこのボール1個で上がって来よう、そう心に願うのだそうです。ですから、木に当たって戻って来たときなど、特にうれしそうに「良く帰って来た!!」と褒めながら、そのボールを綺麗にふいてあげるのだとか。プロの場合はさすがに1ラウンド1個とはいきません。しかし、Iさんのようにボールを大切にするということは、1ストロークを大切に出来るということだと思いますし、自分の道具に対する信頼や愛着にもつながりますからね。これはとても良い考え方だと思いました。
自然にも優しいですしね!
【業種】その他の専門職【都道府県】千葉県
須貝プロこんにちわ。いつもコラム楽しく読んでます、早速ですがアマの石川君がプロ表明しました。
須貝プロと同じ舞台に立ったわけですが、彼は現役高校生で在りながら、プロとしての活動は可能なのでしょうか?
現役プロの立場として客観的にどのようにお考えでしょうか?
また、個人的には伝説の”トップアマ中部銀次郎氏”のように徹底したアマチュアイズムを貫いてもらいたかったとも思いますが、低迷する男子プロ界は大歓迎ムードのようですが、1アマチュアとしてゴルフ界全体におけるアマかプロか?(PRIDEorPRISE)の基本を問われたのではないか?と思いますが、いかかがでしょうか?よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
石川君が今年何試合に出場を計画しているのか分からないので何とも言えませんが、ツアープロとして試合に参加する以上は、学校生活との両立は正直難しいと思います。
試合は4日間でも、練習ラウンドとプロアマを含めますと週6日間は拘束される訳で、個人的には石川君がプロの道を選んだ時に、プロの道一本に絞った方が良かったのではないかと思います。
少子化の影響で、学校は知名度が上がることと引き換えに一部のスター生徒に対して特別優遇するケースは増えているのでしょうけれど、出席も登校もしないで卒業しようとする考え方には賛成出来ません。
プロとして本当にお客様やスポンサー、ゴルフ界の事を考えていくのであれば、全試合に出場した方が良いと思いますしね。
中部銀次郎さんのようにともありましたが、中部さんは伝説の人でとても羨ましく、またゴルファーとして尊敬しています。
ただアマチュアとしてゴルフをすると言う事は、とてもお金が必要なことも現実です。
質問の中でPRIDE or PRISEと書かれていましたがPRISEを選んだのでしょう。
でも彼の記者会見の受け答え一つを見ても、僕らの若いころには考えられないくらいにとてもしっかり場慣れしていて、これも時代なのでしょうか。
質問の答えになったでしょうか。
ゴルフのここが難しい、こんな時の脱却方法は?など皆さまからの疑問・質問に須貝プロがお答えします。皆さま奮ってご応募ください。
