僕のコラムも7回目になり、ゴルフで言うところのバックナインに入って来ました。
経革広場という場所で、門外漢であるゴルフのトーナメントプロの僕が何を書けば良いのだろう?
最初の頃はそう悩みながらも、ある意味開き直って、自分本位に自分の言いたい事を言おう。そう心に決めて(このコラムを)ラウンドしてきたと言っていいでしょう。
でも、回数を重ねる度に、だんだんと言葉の責任を感じるようになりました。
言いたい事を言おうという姿勢は変わりませんが、言ってきた言葉の意味が、ちゃんと皆様に伝わっているのかどうか、ちょっとした不安も感じています。
ゴルフに限らず、その他スポーツのプロや、その他業界の専門家が専門用語だらけで彼らにしか分からないような説明をしたら、素人や初心者には言葉を理解するだけでも大変で、結局何を伝えたいのか伝わらないですよね。もちろん、専門用語だけのことではないのですが。
ゴルフに例えれば、フロントナインはただがむしゃらに回っていただけだったけれど、コースの難しさが分かってきたことで、おもしろさを感じるのと同時に恐さも感じるようになった。このイメージ、わかってくださいますよね。やっぱり、伝えることって、難しいですよ。
そんな自分の気持ちの変化を意識しながら、バックナインは回っていくつもりです。誰に何を伝えたいのか、良く考えて、伝えたいことを正しく伝えて行きたい。
できる限り分かり易く、僕のメッセージを伝えて行きたい。そう考えていますので、後半もよろしくお願いします。
最近は僕も若手を指導する機会が増えて来ましたが、やはり伝えたいことを正しく伝えることってすごく難しいなぁと実感しています。
僕の年代のプロは、師匠から直接手ほどきされて教えてもらうようなことはありませんでした。すべて「見て⇒盗んで⇒覚える」ものとされていた時代です。それは教えるのが苦手とかそういうことではなく、こちらの意気込みとか姿勢とかを見ていたんですね。でも現在は、この”教えない教え”が無くなってしまったような気がします。
パソコンやインターネットのお陰で、世の中には情報が溢れ、しかも簡単に手に入る時代です。ゴルフの情報にしても、それは同様です。だから、今の若手には、「見て⇒盗んで⇒覚える」という感覚は、ものすごく遠回りに感じるのでしょう。
どれだけ簡単に情報を調べられるのか興味があったので、息子に「低いボールの打ち方」をインターネットで調べてもらいました。すると3秒後には「低いボールを打つには、ボールポジションを後ろ(右足寄り)にセットし・・・・」との回答が。速いし、しかも正解でした。
僕が今、若手だったとしたら、あるいは、「見て⇒盗んで⇒覚える」ようなことはしないで、「理論武装して⇒覚える」の現代流を何も疑わずに実践していたかもしれません。それはなんとも言えませんが、改めて時代の流れ、変化の大きさに驚きです。
でも、理論だけに頼りすぎないで欲しいと思います。「見て⇒盗んで⇒覚える」は、確かに遠回りかもしれませんが、3秒ほどで調べられる情報よりもとても意味のあるものを得ることができます。それは、盗もうとして徹底的に師匠のスイングを分析する能力であったり、ゴルフへの執念、集中力だったりします。僕が若手やアマチュアの方に伝えたいのはそういうところです。理論ではなく心構えだったり、ゴルフへの思いであったり、自分で学ぼう、考えようとする意識です。残念ながら、情報が溢れていることにより、自分で考えて、答えを見つけるゴルファーが少なくなってきたように思います。
だからこそ若手を指導する際に、”教えない教え”を実戦し、「見て⇒盗んで⇒覚える」を強要していた時期もありました。でもそんなに意固地にならないで、良いところは受け入れていっても良いのだと思います。若手に正しく「伝えたいことを伝える」ために、理論が必要なら理論を用いて伝えるのが正しい姿なのでしょう。ただし理論を交えながらも、古い考え方の良いところも伝えていきたいと思っています。
ゴルフという共通の知識を持っている場合でも、これだけ「伝えることの難しさ」を感じているのですから、共通の知識を持っていない相手に正しく伝えることはすごく難しいことだと思います。
ただゴルフにおいても、ビジネスの世界においても共通して言えることは以下があると思います。
・自分の意見を強要しない
・相手の考えも受け入れる
・分からないことをうやむやにしない
・相手が理解していると勝手に判断しない
・相手のレベルにあわせた説明方法を考える
自分の意見を相手が理解してくれない場合は、なぜ相手が理解できないのか、相手の考えを聞いて受け入れる必要があると思います。そのためには、なぜ相手が理解できないのかという疑問をうやむやにせず、きちんと確認することです。そして説明方法を色々試してその都度、相手がちゃんと理解してくれたか確認する。こうすれば完璧じゃないですかね?
そこまでやっていたら、時間がかかりすぎて、ビジネスにならないのかもしれませんが、間違った理解/認識がどんどん広がっていくよりも良いと思いませんか?
ゴルフとビジネスだけではなく、家族や友達に対して伝える場合も気をつけていきたいですね。特に家族や友達だと甘えがあるので、「きっと理解してくれている」と勝手に判断しがちです。よくそれで女房に怒られていますから良く分かります(笑)。
上司、同僚、部下、家族、親戚、友人、知人、あなたが伝えたい相手は誰ですか? 伝えたい事は何ですか? ちゃんと伝わっていますか?
僕はこのコラムのお陰で、伝えることについて、気づかされた部分がたくさんありました。皆さんも一度考えてみると意外と周りに伝えたいことが伝わっていなかったんだなって分かると思いますよ。
さて、「伝えることの難しさ」として、ここまで人とのコミュニケーションについて書いてきましたが、コミュニケーションだけではなく、古き良き伝統を次世代に伝えるといった難しさもあると思います。前回のコラムでご紹介させて頂いた阿波踊りもそうだと思いますが、古い伝統は守るべき価値があり、伝えていくべきだと思います。
時代の変化によって、日本のゴルフもアメリカナイズされ、攻撃的なゴルフになってきています。日本の伝統的な耐えて凌ぐゴルフが少なくなってしまいました。時代とか流行とかもあるでしょうが、クラシカルなコースのクラシカルなセッティングでも、良いものは残して行きたいものです。そして日本のトーナメントから1つでも世界のメジャーとして認めて貰える試合が出て来て欲しいと願っています。

“ご招待を受けた時”
もし、仕事上のお付き合いでゴルフのお誘いを受けた時、まずは以下を確認しましょう。
@スタート時間/集合時間
Aコース/場所
B当日の天気
@は確認の上、遅刻しないように余裕を持って出発しましょう。朝食は家で済ませておくのがベストです。コースについてから、急いで朝食をとって、どたばたとティータイムぎりぎりまで練習して、走ってスタートホールに向う、そして息切れしながらのティーショット。これじゃ絶対に良いスコアは出ないですよね。
Aについては、コースのドレスコードも調べておきましょう。メンバーさんや同伴者の方にご迷惑の掛からない服装というのも、大事なことですからね。ジャケットを持参するのが、無難だと思います。
Bについては、今は宅配便でキャディーバッグを送られる方が多いと思います。
クラブについてはもちろんですが、天候にあわせてキャップ/バイザー、レインウェアー等も確認して下さいということです。
上記3つの点は当たり前のこと、でも当たり前のことを当たり前にできること、それがとても大事なことだと思います。当たり前のことをちゃんとできて、初めてそれ以上のところに関心を持っていただける。僕はそう思います。
ゴルフの当たり前をちゃんと確認しましょう!
・クラブはちゃんと綺麗に磨かれていますか?
・ボールは十分に用意されていますか?
・グローブは磨り減ってないですか?
・シューズの手入れは大丈夫ですか?
当たり前のことが全部きちんとできても、全てが台無しになってしまう行為もありますので、注意して下さいね。
例えば、あなたがあるゴルフに招待され、その料金を招待した側が支払ってくださることになっている場合です。
ボールが足りなくなったあなたが、ロッカー番号とサインで支払いを済ませたつもりでいたとします。でも、これでは、招待した側が支払うことになってしまいます。どうしてもボールが必要なら、現金で支払いましょう。ちょっとしたお金の問題であなたのイメージが台無しになりますからね(笑)
マスターカードの宣伝じゃないですが、
買って貰ったゴルフボール 5000円
せこい人と思われるようになった自分のイメージ プライスレス
たった5000円程度で自分のイメージダウンに繋がるなんて、くやしいじゃありませんか。
勿体無いので、気をつけましょうね。
さぁー明日は久しぶりのゴルフだ。
何を着ようかな?
良いスコアでラウンドしたいなぁー。
子供の頃の遠足の前の日みたいにワクワク出来ると良いですね。
グッドラック!
食品卸を営んでいます。73歳です。
毎朝起きたられてから、ノニジュースを最初にのみ一日が始まるとのコラムを拝見いたしましたが、私も毎日ノニを飲んでその日が始まり、最後もノニを飲んで締めくくる、毎日を過ごしています。
毎週一回のゴルフの疲れも無く翌日から通常通りの仕事をさせて頂いています。
70歳を過ぎて身体を大きく使うショットではまずまずですが、最近、小技に悩みが多くスコアーが纏まりません。
特にパターとアプローチは頭で考えている事が身体に伝わらず、2・3箇所で大叩きをしてしまいます。
何か良い練習方法がないでしょうか教えて下さい。
(千葉県 卸売業/流通業)
お元気ですね。
実は僕も試合の中で「魔の時間帯」みたいなのが今年は多くありました。
インからスタートしても、アウトからスタートしても、バックナイン中盤(4、5、6、もしくは13、14、15番)にボギー等が出てしまうのです。
今年は特に暑く、知らない間に集中力が無くなってしまうのでしょうね。
さて、ご質問のアプローチとパターでの大叩きですが、やはり僕と同じように集中力が原因だと思います。
フルショットの距離感は体がしっかりと覚えているものですが、アプローチやパターは距離感をイメージしてから、体に伝える作業が必要になりますので、集中力が特に大事になってきます。
小まめに水分をとるなど集中力が切れないように気をつけましょう。
練習方法ですが、パターの場合、一番必要になるのは距離感ですが、それを養う一番効果的な練習方法は、「ボールでは無くカップを見ながら打つ」です。
カップを見ながら素振りをして、距離感をあわせて、実際にボールを打ってみる。
それが自分の持っている感性の距離感です。
それを何度も繰り返して行くうちに、遠い距離のカップに対しても、距離感があうようになります。
次にアプローチですが、大叩きしてしまうのは、トップかダフりだと思います。
トップもダフりも体が動くのが原因です。
腕の三角形を崩さないように、そしてボールから目を離さないようにスイングしましょう。
距離感をあわせる良い練習は、スイングのスピードを変えずに、振り子の幅を変える練習です。
振り子の幅を変えて、10ヤード単位で打ち分けられるように練習しましょう。
練習も集中してすると、効果も倍増です。
エイジシュート目指して頑張って下さいね。
ゴルフのここが難しい、こんな時の脱却方法は?など皆さまからの疑問・質問に須貝プロがお答えします。皆さま奮ってご応募ください。
