中小企業のためのネットビジネス&キーワード最新事情

Google のモバイルサイト重視化とその対策

(※この記事は2015年3月時点の情報を元に記述しています)

Google が、「4月21日よりウェブサイトがモバイル フレンドリーかどうかを検索ランキングとして評価する」と発表しました。この発表は、「Google ウェブマスター向け公式ブログ」上で、2月27日に公開されています。今回は、Google のモバイルサイト重視化について触れます。

Google ウェブマスター向け公式ブログ  検索結果をもっとモバイル フレンドリーに


日本における「モバイルサイト」は、大きく分けて

* フィーチャーフォン(いわゆる「ガラケー」)
* スマートフォン

の2種類があると言ってよいでしょう。

Googleが唱える「モバイルフレンドリー」は、果たしてどちらを指すのでしょうか?

Google が提供している「ウェブマスター向けモバイルガイド」のページを見ると、「サイトがスマホ対応かどうかを確認する」という項目があり、ウェブサイトがスマホに最適化されているかどうか、をチェックするページが存在します。

ウェブマスター向けモバイルガイド

このことから、Google が唱える「モバイルフレンドリー」は、主に「スマートフォン対応かどうか」を指している、と考えて差し支えないと思われます。今後、企業のウェブサイトやブログを運用している方は、本格的にスマートフォン対応を考える必要が高まった、といえるでしょう。

発表の背景

なぜ、Google はモバイルフレンドリーかどうかを重要視するのでしょうか?Google は、ウェブマスター向けモバイルガイドの中で、以下のように述べています

「......米国では、スマートフォン所有者の 94% がローカル情報をスマートフォンで検索しています。 モバイル検索の 77% は自宅や職場で行われています。パソコンがある可能性が高いこれらの場所でモバイル検索が行われているのは興味深いことです......」

この箇所を見ると、Google の利用者において、スマートフォンユーザーの割合が増加していることがよく分かります。スマートフォンユーザーの割合が増えている、すなわち、スマートフォン向けに情報を提供しているウェブサイトのランクを上げる、という事情が読みとれます。

Googleの文章中では、アメリカのデータのみに言及されていますが、これは決してアメリカだけではありません。日本を始めとする世界各国でも、スマートフォンユーザーは増加しています。

自社のウェブサイトがモバイルフレンドリーかどうかを確かめる

自社のウェブサイトがモバイルフレンドリーかどうか、確かめたいという方は、以下のオンラインツールを使うとよいでしょう。

* モバイルフレンドリーテスト

モバイルフレンドリーテスト

このページで、調べたいウェブサイトのURLを入力すると、2-3分ほどの時間でチェックをしてくれます。画像は、Movable Type で構築されたブログのチェックを行ったところです。このブログは、Movable Type の最新バージョンに採用されている標準テーマを利用しています。この標準テーマはスマートフォン対応になっているため、問題なくモバイルフレンドリーであることが分かります。

モバイルフレンドリーにするための方法

現在、ウェブサイトがモバイルフレンドリーになっていないため、今後は変えていきたい。でもやり方がよく分からない......という方もいらっしゃるでしょう。モバイルサイトの構築は大きく

* 両者で同一ページが最適なレイアウトで表示される、レスポンシブWebデザインを採用するか
* パソコン、モバイルそれぞれに別ページを用意するか

の2つに分かれます。

レスポンシブWebデザインとは、CSSを利用して、デバイスのサイズごとに最適なレイアウトを提供する手法です。ユーザーが利用している閲覧環境のディスプレイ幅がどうなっているか、CSSが検知して、その幅ごとに最適なレイアウトを提供します。

しかし、実際のウェブサイトにおいては、デザイン上の制約や、PC・モバイルで利用されるシーンが異なるサイトの場合(たとえば遊園地のサイトを家でPCで見る場合と、移動中や現地モバイルで見る場合のニーズは異なります)、レスポンシブWebデザインが最適解ではないケースもよくあります。

そのような場合は

* パソコン向けのウェブサイトとモバイル向けのウェブサイトを別々に用意する
* 同一内容を表示するページは、それぞれに関連付けを行うタグを記述し、Google にページ間の関連性を解釈させる

という手法を取ると良いでしょう。詳細については、以下のページをご覧ください。

* 別々の URL - ウェブマスター向けモバイルガイド

まとめ

Google のモバイルフレンドリーサイトに対する対応は、モバイル環境からの閲覧者がどんどん造塊していることと無縁ではありません。Google用のSEO対策を行わなければいけない......という観点だけで捉えず、どんどん増加しているモバイルユーザーに対して、どのように対応を行っていくか、いよいよ真剣に考える時代が来た、といえるでしょう。

上手に対応を行って、大事な情報を、適切に届けられるように考えていきましょう。

最後に、Google 対応を行う上で、参考にしておきたい情報をまとめてご紹介します。

ウェブマスター向けモバイルガイド

Google がモバイルに対してどのように考えているのか、まとまっています。

検索エンジン最適化スターターガイド

Google のSEO対策が簡潔にまとまっています。

Google ウェブマスター向け公式ブログ

Googleの重要な情報が公開されるブログです。

2015/03/16 13:42:42

シックス・アパート株式会社 エバンジェリスト 長内毅志
シックス・アパート株式会社 エバンジェリスト 長内毅志

Movable Type プロダクトマネジャーを経て、現在、Movable Type エバンジェリスト兼デベロッパーリレーションマネジャー。

ワークスタイル変革教本vol.1 ワークスタイル変革教本vol.2

Google Adsense