地方創生とEC(eコマース)の符号の一致

X軸とY軸で4つの平面、さらに直線・曲線の出現で分析ができる、観察のすすめ ―正しい提案を具体的に説明できる能力の育成

X軸とY軸で4つの平面、さらに直線・曲線の出現で分析ができる、観察のすすめ ―正しい提案を具体的に説明できる能力の育成

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火の無い所に煙は立たないという諺のように、数値のないところに売り上げは発生しないと思われます。
地方ではクラウドファンディングと呼ばれるネットでの小口融資を募る手法をすすめるコンサルや機関があります。
いきなりネットで商品やサービスを紹介して投資する人がいるでしょうか?
成功する人はクラウドファンディングやベンチャーにしろ、既に火を点火しているのです。
つまり既に多くの投資家に何度もプレゼンテーションをして、投資額が既に決まっているのです。
またネットでも口コミが広がるようなスケジュールが出来上がっています。

X軸とY軸で4つの平面

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横線と縦線を引くと4つの平面ができます。
創業計画書や事業計画書を作成する場合にSWOT分析が使われます。
それぞれ企業のS:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威を書き入れて、強みからの戦略と弱みを補強する戦略を練ります。
現在では多くの地域で起業塾が行われ、新しいサービスが生まれようとしています。最近の傾向としては戦略のひとつにネットでのサービス提供という流れが加速しているようです。
事業を継続していてもなんらかの形でSWOT分析に触れる機会があります。
X軸とY軸を作ることにより4つの平面ができます。
この4つの平面の最大の特長は大きさが同じことです。つまりSWOT分析では常に「強み」「弱み」「機会」「脅威」が同列に扱われてしまうことです。
これから起業する方の多くは前述したようにまた点火ができていません。数字が発生しないところに、この4つの要素を書き入れるのはかなり困難なことだと思われます。

点の出現と直線・曲線

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ネット販売を始めるといちばん最初に売れた商品がスタート位置になります。売れたという実績に対して、何故売れたのかという疑問が発生するはずです。
点の出現に関しては、販売開始から何日目で売れたのかという確率的な見地もあり、例えば4日目で売れたなら1/4という数字の出現となります。 次に売れたのがその後の3日目なら、その期間は1/3となります。 つまり2つの点が発生すると変化が起きているのです。さらに2つの点が発生すると変化速度が見つかります。 曲線が発生するとネットでは様々な分析ツールが用意されています。売上が発生することはコンバージョンと呼ばれる転換率、購買率、成約率にゼロからの脱出ができます。
さて、点(売上)の見えない環境で投資家や銀行に事業計画をプレゼンして投資・融資を得るには、点が発生した場合に考察する「何故売れたか」を先に証明しておく必要があります。さらに変化量や変化速度の証明のプレゼンも必要となります。
予測することはこれまででも記載しましたが論理的に考えることであり、それは科学的だとも言えます。
マツダの車のデザインが非常に優れており人気があります。
これは感性工学という分野を先取りして感性を科学的に検証しているようです。
様々なシーンで現れるシーンの感性を徹底的に調査して共通項の中から車のデザインに生かしています。
継続型イノベーションと破壊型イノベーションの違いは、既に顧客がいるかどうかの違いですが破壊型イノベーションにおいても、マツダの例のように未来のマーケットの入念な予測を論理的に行っているようです。

予め点(売上)を発生する方法---マーケティングはまずは足で稼ぐ

SNSの利用ではどれだけ強いファンを持っているか、またはどれだけ影響力のある人に繋がっているか大事です。
それは情報の拡散する確率が高いからです。
特にクラウドファンディングの場合はこれを利用すると大きな投資を得ることができます。
しかし大事なのは信頼を得るには「今までにどのようなスキルを磨いてきたか」となります、銀行が融資するにしても、経験のない人の起業やアイディアにはなかなか、信頼を得るには難しいはずです。
担保物件や資産があれば銀行はお金を貸してくれますが、それはアイディアに対してでなくて、確実に回収できる見込みがあるからです。 地方では多くの起業者はこの仕組みに気づいていません。
最近ではネットで売れば儲かるという風潮や、SNSを利用しての情報の拡散に期待している人が多いようです。
まず理解していただきたいのは確率的にほんとんどの方は、破壊型イノベーションは出来ないことです。
まずは点を作るにはターゲットを決めて直接に売り込みます。

それが決まれば、何を、いくらで、どうやって売ろうかになりますが、やはりまずはどうやればターゲットに届くかが重要になります。 筆者は今までたくさんの物を売ってきましたが、最初からネットに頼ったことはありません。

例えば、「健康飲料(プロポリスドリンク)」を売った時は、病院の売店と福祉施設に置いてもらいました。
もちろん足で稼ぐ営業は対面が必須・必要となりますが、電話や対面を恐れていては、商売は出来ません。

「お茶」を売る時はチェーン店でない商店に営業しました。
特産品の「フグひれバック」を販売するときは問屋を中心に居酒屋を歩きまわりました。
「福祉商品の楽々健康シューズ」は特養の支援センターを回りました。
「地域振興券」のときはノボリを製作して萩市を中心に売り切りました。
「竹炭商品」を売った時は、道の駅や第三セクターの徳地の重源の里に置いてもらいました。

販路を簡単に人の紹介では作れません。
まずは自分の意思で「足で稼ぐ」、それが全ての基本だと思います。
信用・信頼はしつこい営業と熱意で生まれます。
多くの地方の成長企業は地元を固めた上で既にパイプを、独自に全国に広げています。

つまり、販路を確保してから、ネットで販売するべきで、販路(チャネル)を増やすことがネットの役割となります。
逆に売れない商品を損しないように売りきるのもネットの役割です。
地方でのネット販売で最も重要なことは「近隣の人に認知ができない商品をネットでメジャーにすることはできない」ことです。
地元で有名であっても全国には通用しない企業が多くネット販売を諦めているのが現状です。

持続型イノベーションの山口県での成功例

2つの円の集合による3つの位置の考え方で地方やECの障壁を打破できる ―間違った思考やアイディアを論理的に否定」で述べたのは地域という包含に包められたものですが、今までに述べましたように他の論理に移行することで成功することがあります。

例えば、光浦醸造はカラーミーショップ2016の年間大賞を受賞しました。
これはハート型レモンティーという飲むシーンを提案したからです。
http://mitsuura.jp/

大嶺酒造は日本酒の瓶のデザインを大幅に変更して「Ohmine」は世界に羽ばたこうとしています。
http://store.ohmine.jp/?pid=72424056

獺祭は酒に使う精米で純度を極端に上げることで日本酒の大吟醸よりも先に進んだ酒を醸造することができました。
https://www.asahishuzo.ne.jp/index.php

まとめ

・机上の空論よりもまずは数値を発生されるための論理的な予測をする
・地方での包含で販売する場合は、地方のマーケットを固める
・地方と言う包含を脱する場合は新しい商品やシーンを提案する

2016/06/06 21:44:13

重楽 輝昭
重楽 輝昭

半世紀以上も地方に住み、ECに長く携わってきました。5年勤めた会社では医療用具の付着細菌の死滅の確率を百万分の1にする品質管理を行った経験であります。その後はセンター試験の数Ⅱの選択科目の「確率と統計」「数値とコンピュータ」のDVDの制作販売を行ってきました。 今は、中小企業庁のミラサポ専門家、中小機構ECカタリストとして、自社サイトや楽天・Yahooショップの運営や支援を行っています。 URL:http://willcom-center.com/

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